元旦 日の出

 

令和4年元旦早朝、久しぶりに自宅近くの利根川堤防に出掛け、つくばTX橋梁越しに初日の出を拝みました。実は、昨年11月に体調を崩し、入院・手術したモノですので、気分転換に一年の計を元旦に託した訳でありますw。

 

今年はどんな年になるのか、『朝まで生テレビ!元旦SP』を観ながら自分なりに考えてみた。予期しなかったとは云え、あんな小さなコロナウィルスに世界経済が翻弄される、自然を前にして人類は無力であることをしみじみと思い知った次第です。

 

経済が徹底的な大打撃を受けてしまいました。先進国で唯一のデフレ経済国であり、歪んだ社会格差問題に国民の意識が再集中してしまった。責任政党である自民党は、景気回復のために、バブル崩壊で疲弊した大企業を守るため、規制緩和やアベノミクスを導入したにも拘らず、経済がV字回復することはなかった。それじゃぁ、長いデフレ経済の間、誰が国家政策の憂き目に会ってきたのか。それは、同じように日本の経済を支えている低所得者層であることは明白です。頑張れば這い上がれるかもしれないと云う淡い妄想は消え、何の手立ても用意されていなかったことがバレてしまった。低所得者層を社会のドン底に突き落とし、労働力を搾取する。そんな不平等な社会構造はノーである。すでに世界がコストのかかる仕組みになってきたのである。安い労働力にと外国人労働者を招き入れようと思っても、彼らの労働賃金が高騰していて、安い労働賃金の日本など見向きもしないのです。日本の頭脳が流出し始めたと云われる国力・知的財産の分野の研究者や専門家ですら厚遇を求めて米国などへ渡ってしまう時代なのです。戦後の池田勇人内閣が行った国民所得倍増計画のように、歪んでしまった日本の社会構造を立て直すには、労働賃金にメスを入れ、低所得者層の労働賃金を引き上げる必要があると云う、最近の経済評論家の論調に拙誌も同調する。

 

前回の衆院選では、国民の不安心理が保守に走ったのだろう。自民党が安定多数を堅持する現象が起きてしまった。しかし、長引くコロナ禍にうんざりした国民が、今度の夏の参院選では政府にリベラルな意思を示すのではないかと占う識者も多い。どうもこのコロナ禍が沈静化するには、あと3年ほど掛かるのだそうである。この間に、自分はどの様な人生を送るのか、一年どころか人生の計をこの元旦に立ててみて、少しでも気が晴れる気分転換に辿り着けるきっかけにでもなれば幸いです。。。

 

今年も宜しくお願い致します。

 

 

 

【週刊ナンダイ!?】編集長/にわか市政ジャーナリスト=福祉サンタ