半沢直樹は、そもそも物語の主人公であり、絶体絶命のピンチになると、ドラえもんのポケットのように、何処からともなく援軍が現れ、窮地を脱し、相手に倍返し!どころか1000倍返し♪の大逆転劇を演じることで、視聴者は痛快の極みを覚え、明日への活力にするのであったw。

 

典拠: テレビ東京「記憶捜査」、フジテレビ(東映「忠臣蔵」)

 

半沢直樹が勤務する東京中央銀行に、北大路欣也演じる中野渡頭取がいる。北大路の高潔で正義感を漂わせる演技力はさすがである。北大路は、忠臣蔵でも主役の大石内蔵助を好演し、公儀に反旗をひるがえす忠義の義士として、江戸時代から変わらぬ庶民の感情を現世の国民にも呼び起こさせ、喝采を博している。

 

勧善懲悪ストーリーでは、善・悪がハッキリしていて、善役をひ弱く、悪役を憎々しく演じるほど、観衆は物語に感情移入しやすくなる。半沢直樹Ⅱでの敵役は、進政党の箕部幹事長である。キングメーカーであり、党内をまとめ上げる老練な政治家であるが、その成り上がりの過去には国会議員としての地位を利用した金脈問題が潜む、よくあるストーリーに仕立てられているw。

 

拙誌パロディーよもやま話とは、「よもやま」を漢字で書くと『四方八方』。この事から「あちこち」「さまざま」「いろいろ」「世間」といった意味になり、そのような話題の話をよもやま話というのだが、拙誌のコレは、さまざまな話の中で、”よもや”っと云った点にフォーカスをあて、フィーチャーあるいはパロディーにしている。

 

そこで”よもや”ではあるが、半沢直樹Ⅱの新政党を自民党に置き換えてみると、自民党の幹事長は、新生菅政権のキングメーカーと自他ともに認めるあの御仁であるw。当然、『菅政権の仕掛け人、81歳「二階俊博」が幹事長を絶対手放さない“家庭の事情”』や『80歳迎える自民党・二階俊博氏、幹事長にしがみつく“カネ事情”』などの尾ヒレが付いて回るw。”苦労人”を前面に押し出す菅新総理でさえも、その錬金術『菅首相「庶民派宰相」の凄腕 裸一貫から2億円蓄財するまで』に注目が集まっている。

 

今後、コロナならぬコレラ(←ダジャレw)の御仁達がどの様にズッコケルのかが、コロナ禍の国民・有権者の密かな楽しみである。規制緩和の状況ではありますが、”密”は避け、余り騒がぬようお願い致しますw。

 

 

 

【週刊ナンダイ!?】編集長/にわか市政ジャーナリスト=福祉サンタ