(遠藤誉 筑波大学名誉教授)

 

 

1)NED(全米民主主義基金)

2)よくやった!遠藤誉、NEDの活動総まとめ

3)遠藤誉、NEDの活動一覧表

 

 

1)NED(全米民主主義基金)

NEDについてはこのブログでも何度も言及してきた。世界の国々のうち米英のネオコンユダヤがまだ儲けていない国、すなわちネオコンユダヤが支配できていない国、そういう国は民族国家で民族資本が確立していてネオコンユダヤ資本家が入り込む余地のない国が多いわけだが、そういう国に対してNEDは陰謀を仕掛ける。NEDはCIAから派生したのでやり方はえげつない。騙したり圧力をかけたり脅したりするのは常習で、言うことを聞かなければ殺人もするし戦争も起こす。その国がどれほど平和で国民が幸せに暮らしているとしても、ネオコンユダヤの思い通りにならなければ、「専制国家だ」「横暴な政権だ」「マヌケな政権だ」というレッテルを貼って大々的にプロパガンダを行い、プロの工作員と大量の資金、人材、武器などを送り込む。そしてその国の不良軍事勢力、不良市民、アルバイトの学生や市民、少数民族、暴力団などを雇ったり巻き込んだりして反政府勢力に仕立て上げ、デモやテロなど大騒ぎさせる。資金がたっぷりあるから結構うまくいく。そしてこれは立派な「民主主義運動」なんだというプロパガンダを大々的に行って一般国民を騙しながら、政権を集中攻撃して転覆させるのである。もちろん政権が転覆する時はすかさずネオコンユダヤ資本家が入り込んでその国の土地、資源、あらゆる事業などの国民の国富を根こそぎ横領し、且つ新政権を支配下に置く。ソ連を崩壊させてロシアやウクライナの国富をすべて横領したユダヤオリガルヒもこれに当たる。そしてどうしても政権転覆できないときはアメリカ軍が戦争を吹っ掛ける。イラク戦争やウクライナ戦争などはこれに当たる。1983年以降、世界中で頻発している内乱、暴動、クーデター、革命、そして戦争のほとんどはNEDが引き起してきたという現実がある。

 

 

2)よくやった!遠藤誉、NEDの活動を総まとめ

筑波大学名誉教授の遠藤誉はNEDの陰謀の実態を徹底的に調査し、なんと、ついに「NEDの活動一覧表」としてまとめあげてしまった。出版は一昨日である。NEDの活動、すなわちアメリカユダヤの陰謀を一覧にまとめたのは世界で初めてだと思う。たいへんなエネルギーと執念ではないか。おれが日本ソムリエ協会の名誉会長・熱田貴と馴染みのバーで食事をしていたとき、熱田会長が「瀬戸内寂聴さんの文章を読んでいて思わず99歳の寂聴さんを抱きたくなりましたよ」と言ったことがあった。ときに熱田貴82歳だったか、そのときはおれは「ほ~っ、すごいですね!」と何だか意味のわからない返事をしたものだったが、この何年間か遠藤誉の文章を読むたびに彼女の燃える魂を垣間見て、そのいさぎよい精神に触発され、おれなどは彼女のほんの一部しか理解していないかもしれないが、いま、80歳を過ぎた遠藤誉の文章を読んで、熱田貴の「99歳の瀬戸内寂聴を抱きたくなった」という気持がわかった気がする。おこがましいことだが遠藤誉の著作にちょっとだけ勝手に補足すると、第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけてアメリカ政界の黒幕であったバーナード・バルークはすでに「戦争はアメリカの商売である」とほざいており、日本を太平洋戦争に引きずり込んだ勢力もその根源はNEDと同じ勢力だと言える。またおれの盟友の先輩坂上芳洋は日米合同演習の日本側総司令や日米欧多国籍弾道ミサイル協議会議長などを務めた軍人であるが、彼はNEDの親分である軍需産業最大手レイセオンの上級顧問を10年にわたって務めてきた。おれの「アメリカはとっとと国へ帰れ」という立場とは対立する立場だが、そこは気心が通じる20年来の盟友だ。その坂上先生が「世界中で起こる戦争(すなわちNEDが引き起こす戦争)は順番は違ってもみなレイセオンの今後50年間の事業計画に盛り込まれている」と述べている。すでにアメンバー限定記事に書いたとおりである。

 

 

 

 

3)遠藤誉、NEDの活動一覧表

遠藤誉の新刊『習近平が狙う「米一極から多極化へ」 台湾有事を創り出すのはCIAだ!』より、242ページ「第二のCIA、NEDが起こしてきたカラー革命」、それから253ページ「第二のCIA、NEDの活動一覧表」を紹介したい。

 

 

 

 

ぜひ本書を一読して「戦争屋アメリカ」の実態・真実を把握してほしい。そして岸田文雄らのアメリカ追随には同調してはならない。選挙でもアンケートでもことあるごとにNOを突き付けよう。

 

 

遠藤誉新刊 習近平が狙う「米一極から多極化へ」 台湾有事を創り出すのはCIAだ!