(ズビグニュー・ブレジンスキー

 

続き

 

現在の世界秩序は100年ぶりに一挙に崩壊に向かっている。この崩壊は2017年からはじまった。この年、国際金融資本のドンで実質的な世界皇帝であったデービッド・ロックフェラーが亡くなったからだ。デービッド・ロックフェラーは、ロックフェラー1世、2世、3世の跡をついで国際金融資本のドンとなり、2017年に103歳でなくなるまでじつに半世紀にわたって実質的な世界皇帝として君臨していた。

 

学校やテレビでアメリカも日本も民主主義国家だと教えているのに世界皇帝とはどういう意味かというと、2017年までアメリカの政界は、デービッド・ロックフェラーの片腕ブレジンスキーが民主党を掌握し、いまのバイデン大統領、オバマ大統領、クリントン大統領、カーター大統領などを育ててマネージしてきた。また同じくデービッド・ロックフェラーの片腕キッシンジャーが共和党を掌握し、トランプ大統領、ブッシュバカ息子大統領、ブッシュパパ大統領、レーガン大統領、ニクソン大統領などを育ててマネージしてきた。しかも選挙によって民主党・共和党いずれの大統領が誕生しても、その政権にはデービッド・ロックフェラー会長のCFR(外交問題評議会)から200~300人もの子分が閣僚として送りこまれて政権運営したのである。

 

だからアメリカの政権の閣僚たち(大統領補佐官や、国務省、国防総省、財務省、CIAなどの各長官や幹部たち)はCFR会長のデービッド・ロックフェラーの指示で動いていた。大統領の主な仕事は「お飾り」を演じることであった。ちなみに現バイデン大統領は国際金融資本家の完全な子分なので喜んでお飾りを演じて個人の蓄財に励んでいる。だからアメリカ政府とその傀儡である国連は、国民や人類のために政権運営をすることはなく、国際金融資本家を中心とするユダヤ勢力とその子分である自分たち欧米エスタブリッシュメントの利益のために政権運営をしてきたわけだ。(戦後、これを拒否した大統領はケネディ、ニクソン、トランプであるが、これは後に述べます)

 

重要なのは、2017年にデービッド・ロックフェラーだけでなく、その片腕で世界の地政学をリードしてきたブレジンスキーも同時に亡くなったことだ。それでこの世界秩序が一気に崩壊に向かったと思われる。このことも後に述べることになる。

 

(続く)