(アメリカディープステートのボスの一人、ステファン・シュワルツマン)

 

 

 

前回の記事が長いので二つに分けました。

 

日本の新聞やテレビだけ見ている方は信じられないかもしれないが、ウクライナにはネオナチが大勢存在する。丸山元人によるとウクライナ政府の高官にも背中や胸にハーゲンクロイツ(カギ十字)の入れ墨をしているヤツがいる。ネオナチに煽動されたウクライナ政府と群衆は国内に居住するロシア人に対して迫害、強姦、虐殺、ジェノサイドを繰り返してきた。2014年に彼らが2度目の親ロシア政権を転覆するとプーチン大統領は機先を制してクリミア半島を奪回したが(この地は元々ロシア領である)、彼らはその仕返しとしてロシア人へのジェノサイド(大量虐殺)をさらに激化した。オデッサでは5月にウクライナ人の群衆が地元のロシア人を包囲してビルに押し込め、暴行、強姦を繰り返した挙句に油をかけて放火した。このときウクライナ警察もこれを放置し、ウクライナの消防署はこのビルの目の前にあるそうだが、1時間半も放置して多くのロシア人が焼け死んでから出動したという。この事件だけで50人のロシア人が焼死している。これらネオナチとウクライナ政府を陰で操りながら支援してきたのが、アメリカのネオコンだ。かつてイラク湾岸戦争やリビアのカダフィ大統領暗殺などを策謀して実行してきたディープステートのプロの殺し屋工作部隊である。

 

先週、ロシアのガルージン駐日大使は日本のテレビに出演して「ウクライナは8年間にわたり東部のロシア住民に対してジェノサイド(大量虐殺)を行ってきた。その結果、14000人が虐殺された」と述べた。統計によるとそのうち武装した親ロシアの人々の死亡者が6500人、民間ロシア人の死亡者が3400人である。ちなみに国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)によると、今回のロシアの侵攻による民間ウクライナ人の死亡者は3月9日時点で500人弱である。しかし日本のマスコミはこれらの事実を一切報道せず、ガルージン大使の発言を嘘だと喧伝し、事実ではないストーリーを創作して日本国民を洗脳している。河野太郎議員などは完璧に洗脳されてガルージン大使に対して「恥を知れ!」などとバカなツィートをしている。

 

アメリカ政府とマスコミのやり方は昔から変わっていない。憶えておられる方も多いと思うが、2003年のイラク戦争のときもアメリカのブッシュバカ息子大統領が一般教書演説で「悪の枢軸発言」を行い、イラク、イラン、北朝鮮は大量破壊兵器を保有するテロ支援国家であると名指しで非難した。米欧日のマスコミはイラクが大量破壊兵器・化学兵器を隠し持っているというニュースを連日徹底的に報道し、イラクのフセイン大統領は残酷な絶対的暴君で気が狂っていると連日喧伝した。さらに15歳の少女ナイラが「イラク軍兵士がクウェートで新生児を大量に惨殺した」と涙ながらに証言し、米欧日の全マスコミが大々的に取り上げてその証言の映像を連日テレビで流しっぱなしにした。こうして米欧日の各国民は完璧に洗脳され、国際的で圧倒的な反イラク感情が激高し、ついにアメリカ軍主導でイギリス、イタリア、日本をはじめ多くの国々が国連軍としてイラクに攻め込んだわけだ。結果、何万人ものイラク国民が犠牲になって殺され、国連軍側も米兵4000人、英兵179人が死亡した。フセイン大統領は捕えられ早々に軍事裁判にかけられて処刑され、イラクの莫大な国富はディープステートの手に落ちた。しかしその後になって、イラクには大量破壊兵器も化学兵器も存在せず、イラク兵による新生児虐殺の事実も存在せず、ナイラなる少女もアメリカネオコンが仕立てた芝居であったことが判明した。そう、全てがブッシュバカ息子大統領のアメリカ政府とマスコミが創作した嘘っぱちで、米欧各国も日本国民も日本政府も完璧に騙されてイラクとフセイン大統領に激昂し、莫大な税金と尊い自衛隊兵士を投入してイラク国民の惨殺に参加したのだ。

 

さらにずっと後になってアメリカのネオコン(ディープステート)の目的はイラクの莫大な富と大油田を略奪することだったことも判明した。イギリスのブレア首相は謝罪発表を行ったものの、アメリカ政府、ブッシュバカ息子大統領、米欧日の全マスコミは現在に至るまで謝罪すらしていない。その後のリビア戦争、アフガン戦争、シリア戦争もアメリカ政府とマスコミのやり口は全く同じ構図である。今回のウクライナ戦争も同じ構図で、日本国民と日本政府はまた騙されてディープステートを大儲けさせるためにプーチンやロシアに激昂しようとしている。

 

前々回も書いた通り、アメリカやイギリスのディープステートの目的はウクライナ危機を解決することではない。逆にウクライナ危機を煽り、日本を含む各国国民を激昂させてロシアの天然ガスパイプラインを止めることによって、原子力発電を復活し、あわよくば宿敵プーチン大統領を抹殺してロシアの膨大な富を再び奪うことが目的である。そして彼らは本日までは見事に目的を達成しつつある。ロシアの石油と天然ガスの供給は凍結し、ロスチャイルドグループが20世紀後半から膨大な投資を行ってきた原子力発電は、日本の東日本大震災の大きな犠牲によってせっかく全世界で止まっていたのに、いま、代替エネルギーとして見事に復活しつつある。ついでにエクソンモービルなどのロックフェラー系石油企業グループも、シェル石油などのロスチャイルド系石油企業グループも大儲けだ。さらに、うまくいけば20年来の宿敵プーチン大統領を抹殺できる可能性まで出てきた。そうなれば欧米ディープステートはウクライナの富だけでなく、ロシア国民の膨大な富まで再び奪還できる。しかも米欧日のマスコミや各国政府や国連が総動員で「すべて悪いのはプーチンだ」と世界中の人々に思い込ませている。彼らディープステートはいまのところどうやっても笑いが止まらない。