(6年前、ミャンマー・ヤンゴンにて、農民党党首チョーソワソー氏と)

 

 

 

先週ミャンマーでクーデターが起こった。

 

これは緊急で書かなければいけない。

 

なんで書かなければいけないかというと、クーデターがいけないのではない。衆議院議員で日本・ミャンマー議員連盟会長の逢沢一郎さんのマヌケなメールが転送されてきたからだ。

 

転送してくれたのは盟友の(財)日本総合戦略研究所の坂上芳洋理事長。防衛省OBで日米合同演習の日本側総司令。

 

 

 

逢沢さんのマヌケなメールは以下の通り。

 

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件名:「クーデターは認められない」逢沢一郎

 私は日本・ミャンマー議員連盟会長です。1日早朝のミャンマー国軍によるクーデターに、大変大きな衝撃を受けています。今後の推移を見なければわかりませんが、まさに軍政に回帰してしまう危機的状況です。本当にショックです。暗澹たる気持ちです。

 国軍は速やかに拘束したアウン・サン・スー・チー国家顧問ら政府高官、また与党NLD幹部らを解放しなければなりません。国軍のクーデターは100%受け入れられない。直ちに民主的政治プロセスが回復することを求めます。

~中略~

 日本はアウン・サン・スー・チー国家顧問率いるNLD政権と太い関係を築いてきました。日本の投資で進められてきたティラワ工業団地の成功は日本・ミャンマーの友好の象徴です。一方日本は、ここで詳しく語ることはあえて避けますが、ミャンマー国軍とも信頼関係を構築してきました。おそらく西側諸国では唯一のポジションだと思います。

~後略~

衆議院議員 あいさわ一郎

 

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えっ? これのどこがマヌケなの? 

 

新聞もテレビもみんな同じこと言ってるんじゃないの?

 

と、多くの日本人は思うだろう。

 

 

 

ところが、そもそも日本のマスコミがマヌケなのだ。新聞もテレビも現場の記者はほとんど何も知らない連中が記事を書いている。

 

いや、日本だけではない。日米欧のマスコミは首脳たちがある意図をもって何も知らない記者たちにマヌケなインチキ報道を繰り返させるのだ。

 

 

 

以前も書いたが、おれは仕事の関係でミャンマーに友人がいる。

 

現実のミャンマーでは、戦後からつい6年前まで続いた軍事政権において、じつは経済は大きく大発展し、人々は礼儀正しく、財布を落としても誰も盗む者がなく、ちゃんと本人のところに戻ってくるほど道徳性が高かった。

 

ちょうどその軍事政権最後の年である6年前、おれがミャンマーを訪問したときも、夕方、仕事や学校が終わると、人々はみな会社の同僚たちと、学校の友達同士で、あるいは家族で、恋人同士で、みなパゴダ(寺院)に寄り集って、祈りをささげ、境内のそこここで憩っていた。

 

境内は寄り集う人々によって掃き清められ、あちこちで女学生たちのグループが素晴らしく美しい声で、優しいメロディーの「お経」を静かに合唱していたのだ。

 

境内のあちこちから聞こえる小川のせせらぎのような静かで美しい声は境内全体でとてもよく調和し、とてつもなく心地よい空間と時間が醸し出されていた。恋人同士や小さな子連れの家族がみな癒されているのがよく分かった。いや、おれ自身も素晴らしく癒されていたのだ。

 

案内してくれたガイドの若い女性は「わたしも今度の休日はここ(寺院)で奉仕活動させていただけるんです!」と喜びに満ちた美しい表情で瞳を輝かせて話してくれたのである。

 

おれはこのミャンマーの人々の姿に胸を打たれ、心から感動していた。

 

6年前、軍事政権最後の年、大都会ヤンゴンの中心街にある寺院での出来事である。

 

 

 

それが、スーチー政権のこの6年間においてミャンマーはどうなったか?

 

じつに! イギリスやアメリカのユダヤ資本家や白人エスタブリッシュメントの企業家が大挙して押し寄せ、あらゆる利権の分捕り合戦が始まった。ミャンマーの国富は戦前の植民地時代と同様に彼らに根こそぎ奪われようとしていたのだ。

 

西欧流の消費スタイルがどんどん持ち込まれて表面上はミャンマーの経済や文化が発展しているように見えるが、それらで莫大な利益を儲けているのはみなスーチーを操るユダヤ資本家や白人エスタブリッシュメントの企業群であり、事実は国家の富や利権がミャンマー人の手から彼ら外国人の手にものすごい勢いで移動していたわけだ。

 

戦前の植民地化のときと同様にいつの間にか彼らがミャンマーの支配者になりつつあった。ミャンマーの人々は必然的に国富を失い、治安も悪くなっていった。

 

かつてソ連が崩壊したときに、ロシアの莫大な富はエリツィン大統領を操るユダヤ系新興財閥(オリガルヒと呼ばれた)に徹底的に簒奪されていったが、いまミャンマーでも同じことが起きている。

 

これが現実である。

 

 

 

このミャンマーの現実と日米欧のマスコミ報道との凄まじいギャップは何なのか?

 

日米欧ではアウンサンスーチーは民主化のため軍事政権と戦うヒロインとして報道され、日米欧の多くの国民はそれが事実間違いないと信じ込まされている。

 

しかし、現実は、スーチーは学生時代からイギリス政府によって洗脳され、イギリスに逆らうミャンマー人を抑圧する非情な人格者に育て上げられていた。

 

スーチーは出来が悪く、学業の失敗や大学中退を繰り返すが、43歳になるまでイギリス政府の世話でイギリスやニューヨークの大学で勉強したり(遊んでいたり)国連で働いたり(遊んでいたり)していた。

 

スーチーの旦那マイケル・アリスはイギリス情報部MI6の諜報工作員である。彼はスーチーがイギリスに留学しているときに接近し、結婚までしてスーチーをイギリスの傀儡に仕立て上げた。

 

その間、スーチーがずっと贅沢三昧、わがまま三昧だったことは、後のスーチーの傲慢で贅沢な生活ぶりを見れば明らかだ。

 

1988年、スーチー43歳の時、彼女は母の看病という名目でミャンマーに送り込まれる。すぐに反軍事政権の看板に仕立て上げられ、英米の工作員がスーチーを担いでミャンマーの軍事政権を崩しにかかった。

 

スーチー自身は操り人形で、じっさいは「英米」対「ミャンマー軍事政権」の戦いである。

 

スーチー自身はイギリス大使館やアメリカ大使館の並ぶヤンゴンの超一等地にある凄まじく広大な豪邸に、旦那がいるにも拘わらずビルマ人のボーイフレンドを引き入れて(現地ではみんな知っていることだ)、連日のようにパーティを開いて贅沢三昧に暮らしてきた。

 

さらに親が残した膨大な財産の分捕り合戦に精を出して兄妹で財産分与の裁判まで起こしている。

 

 

 

 (アウンサンスーチーの広大な邸宅。しかもここは大都市ヤンゴンの超一等地)

 

 

 

なぜこんなことになっているのか?

 

このブログでは何度か言及したが、その答えはミャンマーがイギリスによって植民地にされ、200年間、イギリスのユダヤ資本家と白人エスタブリッシュメントによって徹底的に収奪され虐待され続けたことに起因する。

 

その間、

 

1.ミャンマーの国土はなんと50%以上がイギリスの白人エスタブリッシュメントとその子分のインド人の所有になっていた。ということは荒れ地や不毛の山岳地帯以外の土地はほとんどすべて奪われていたことになる。

 

2.農地や鉱山を失ったミャンマー人は極貧に落ちて、ヤツらのプランテーションや鉱山で死ぬまで奴隷労働をして生き長らえた。

 

3.そのため教育も受けられず、以前は識字率が60%もあったものが(昔の日本と同じく熱心な仏教国なので寺院で教えたのだ)、これがイギリスの植民地にされると低下を続け、第二次世界大戦のころまでに10%まで下がったという。子供のころからの重労働と極貧生活で字が読めなくなっていったのだ。

 

4.かつてミャンマーには高度な伝統的織物の技術があったが、これではイギリス産の綿織物が売れないので、ミャンマーの綿織職人はみな両手の指を十本とも切り落とされた。

 

5.反抗して虐殺されたミャンマー人は数えきれない。一人の反抗者が出ると、女性や子供や老人も含めて村ごと皆殺しにされた。

 

6.それでもミャンマー人の反抗は絶えない。それで白人エスタブリッシュメントは、ミャンマー人の誇り高い精神を打ち砕くためにミャンマーの王族全員をインドに連行し、インドのカースト制度の最下層(奴隷の下の乞食)に落とし、王女たちは彼ら乞食と結婚させられて嬲り者にされた。

 

王女の一人が忠臣によって保護され、タイに逃亡した話も残されている。ミャンマーの友人によると、ミャンマー人は戦後何十年経っても、すなわちつい最近まで、イギリス人を見ると脚が震えたと言う。

 

これが白人エスタブリッシュメントのグローバリゼーションの実体である。

 

 

 

ちなみに同じ時代に韓国は日本の植民地であった。韓国人は日本人に虐待され搾取されたと嘘をつきまくっているが、事実はまったく違う。

 

1.まず日本人は韓国人の農地を奪わなかった。韓国の農地は最後までほとんど韓国人が所有していた。

 

2.だから日本人は韓国人を奴隷にしなかった。

 

3.しかも識字率が低かった韓国人のために4000校もの学校を建設し、現在のハングル文字を普及させて識字率の向上に努め、さらにソウル大学まで設立した。

 

4.さらに韓国の通信、道路、鉄道、電力なども日本本土と全く同じように整備し、産業の育成に努めた。

 

5.だから日本人は韓国人を虐殺しなかった。虐殺する必要もなかった。

 

6.さらに韓国王家を日本の華族の最高位である公爵として迎え、親戚として交誼を深めたのである。

 

現在の韓国人が嘘をつきまくって、嘘っぱちの歴史を捏造し、嘘っぱちの慰安婦像なんかを設置しまくっているのは、じつは韓国人を洗脳し扇動している黒幕がいるのだが、これはまた別の機会に書きたい。

 

 

 

このイギリスのユダヤ資本家と白人エスタブリッシュメントの極悪非道なミャンマー支配はじつに200年にわたって続き、もはやミャンマー人は未来永劫、奴隷として生きる以外に道がないとさえ思われた。

 

しかし!

 

第二次世界大戦が勃発すると、ミャンマーの人々は命をかけて立ち上がった。こうして誕生したのがビルマ独立義勇軍である。

 

ビルマ独立義勇軍は、日本の援助のもとにミャンマーの有志の人々が次々に寄り集い、日本軍の協力を得ながら、じつに勇敢に、あらゆる困難を乗り越え、決して挫けることなく、ユダヤ資本家と白人エスタブリッシュメントとその傘下のイギリス軍と戦った。

 

そして、大きな犠牲を払いながら、悪戦苦闘の末、ついにイギリス軍を打ち破ってミャンマーの全ての人々を奴隷から解放したのである。

 

さらにビルマ独立義勇軍はイギリスのユダヤ資本家とイギリス人エスタブリッシュメントを国外に追放し、農地や鉱山などの国富もミャンマーの人々の手に取り戻した。

 

ミャンマーの人々の感激と喜びと希望はミャンマーの国中に満ち溢れたのである。

 

 

 

しかし、イギリスはその後も何度もミャンマーの再植民地化を図り、またミャンマーの国富を再び奪おうとグローバリゼーションを仕掛けてきた。

 

以前書いたカストロとゲバラによるキューバ革命を思い出していただきたい。キューバを支配していたユダヤ資本家と白人エスタブリッシュメントはキューバから追い出された後、如何にしつこくキューバに反撃を繰り返したことか。

 

かつて中国がユダヤのアヘン商人から密輸中のアヘンを没収すると、ユダヤ商人と白人エスタブリッシュメントたちはイギリス軍を動かして中国を徹底的に蹂躙し、アヘンの密輸を公然のものにした。さらに中国全体を半植民地化していった。

 

現代のアメリカでもトランプ大統領がユダヤ資本家と白人エスタブリッシュメントに反旗を翻すと、マスコミ報道とデモと検察によって徹底的に潰しにかかってきた。

 

そんな連中である。

 

当然ながらミャンマーに対しても同じである。

 

 

 

戦後、そんな厳しい現実の中で、ミャンマーの人々を守り続けたのもビルマ独立義勇軍であった。イギリスの侵入をいっさい許さなかった。

 

このビルマ独立義勇軍が現在のミャンマー国軍・軍事政権である。

 

ここに、再び国富を奪おうとする「英米」対「ミャンマー国軍・軍事政権」との間で激しい暗闘が展開されてきたわけである。

 

逢沢さんも言っているように日本が西側諸国で唯一ミャンマー国軍・軍事政権ともパイプを持っているのは、ビルマ独立義勇軍(ミャンマー国軍)を助けてミャンマーの独立を導いたからである。当然のことなのだ。

 

だからミャンマーの人々は強力な親日である。街でも村でも日本人というだけで尊敬に満ちた温かい視線を送ってくれる。

 

 

 

操り人形であるアウンサンスーチーは、再度ミャンマーの国富を奪おうとする英米のユダヤ資本家と白人エスタブリッシュメントたちの「切り札」なのだ。

 

2015年、ついに英米の工作員によって仕組まれた選挙でアウンサンスーチーを看板とする政権が樹立された。すぐさま英米のユダヤ資本家と白人エスタブリッシュメントたちが大挙して押し寄せ、ミャンマーの国富と利権をむさぼり始めたのは当然のことであった。

 

そして先週、2021年2月1日、ビルマ独立義勇軍の流れをくむミャンマー国軍が立ち上がり、憲法に則って、英米の傀儡となった閣僚たちを解任したのも当然のことなのである。

 

ミャンマー国軍によるこの処置はクーデターではない。憲法に則って行われた緊急事態宣言である。

 

 

 

こののち、英米の工作員によって再びミャンマー国軍に対する巨大デモやインチキ報道が仕組まれていくことになるだろう。

 

先週初めて勃発したデモも、彼ら英米の工作員が日当300円で貧しいミャンマー人を大量に雇って映画のロケのようにして行われたものだ。これが日米欧のメディアで繰り返し流され、そしてミャンマー国内のメディアでも流されようとしていた。

 

ミャンマーでもアメリカのトランプ大統領に対する手口と同じ手口が展開されるわけだ・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

さて、冒頭の逢沢さんのマヌケなメールの話。

 

なんで逢沢さんはこんな新聞記者レベルのマヌケな記事を書いたのか? 親しい友人でミャンマー・ダウェイ文化経済開発協議会会長の藤澤哲史さんに電話で聞いてみた。

 

藤澤さんは元住友銀行の役員で頭取候補だった人だ。日本マスターカードの副社長も務めている。

 

フミ「逢沢さんは何であんなマヌケな記事を書いてあっちこっちに送ってるんでしょうか?」

 

藤澤「逢沢さんが英米サイドの立ち位置の人という見方がありますが、日本政府はミャンマーの歴史の事実が解っています。だから外務省も茂木外相も英米のようにミャンマーを制裁するだの何だのと騒がず、静観しているわけです。だから逢沢さんも事実はわかっているが、ある役割を負わされていると見たほうがよいと思います。」

 

フミ「日米欧のマスコミが言っていることは嘘っぱちで、事実はミャンマーも英米の恥知らずな強欲グローバリゼーションの犠牲になっているという現実がある。しかし日本はそういう英米とも仲良くしていかなければならない。それで日本にも英米の味方がいるよというアピールをする役割ということですね。」

 

藤澤「その通りだと思います。主流派から外されてしまった逢沢さんだからこそ、そういう苦しい役割を負わされているのではないでしょうか。」

 

フミ「なるほど(笑) ありがとうございます。」