「陰謀論」

真実でありながら、それに「陰謀論」だとレッテルを貼って、デマやフェイクだとする風潮があります。ただ、陰謀論と言われるものの多くは確かに陰謀論すなわち偽情報でしょう。

 

一方で、真実ではないにもかかわらず、本当のことを交えながら偽情報を流す輩がいます。五毛党が有名ですね。また、そうとは知らずに拡散してしまう人もいます。

もとを確認せずに拡散するのは、無責任ということになります。

 

真偽はたいへん見極めにくくなっています。

あり得ないことが事実であることもありますので、やっかいです。

したがって、ちょっと怪しいとも思われる情報には簡単に飛びつかず拡散に加担しないことが重要です。

 

 

 

偽造写真

こうした偽情報の中には、写真や動画も含まれます。最近は素人でも簡単に偽の写真や偽の動画を作ることが出来ます。

 

ひととき騒がれたミシェル・オバマは男性であるとして流布された写真は、完全に作り物です。右派が嫌うオバマを貶めようとして流された典型的な偽造写真です。こうした写真の拡散には、右派がいかに馬鹿げた話に飛びつくか、程度が低い者たちであるとの嘲笑があります。

これから米国の大統領選に向けてさらにおかしな話がとびかうことでしょう。

 

例えば、ミシェル・オバマにかかわる偽造写真はこれです。

とても粗悪な偽造なので私でも偽造されていると確認できます。

後頭部を男性らしく見せるためにまっすぐにしようとしたために、耳の後ろに加工の痕が認められます。

 

これもそうですね。

オリジナルとフェイクを並べてみました。男性らしく見せるために顎や首を太く強調するなどの加工がされています。オリジナルを調べればすぐにフェイクとばれます。

 

 

次の写真はひどいです。品がないです。

一般的にフェイク画像は、加工痕をごまかすために画質が悪いですよ。

 

 

それでも拡大してみれば、加工の痕が見えました。

股間のところを拡大すると、うっすらと横長の四角で囲まれていることや、陰が横線で付けられているのがわかります。

稚拙な加工です。

 

 

このミシェル・オバマが着ている青い服は、やや厚手で、体の形がそれほど浮かび上がらない生地のようです。

別角度のオリジナル写真です。

 

 

 

 

「ιωι"の研究小屋」さんも、次のように指摘されています。

 

「陰謀論」は、そのほとんどが人々を惑わす偽情報です。

すぐに飛びつくのでは無く、しっかり真偽を見極めることが重要です。しかもそうした偽情報を流しているのは、極右の顔をした共産主義者なのかもしれません。

私は、ミシェル・オバマを擁護しているのではなく、これらの画像が全くのいかさまだと指摘しているのです。

しかも、それは右派の人々が迎合しそうな気持ちにつけ込んだ、くだらない映像です。

 

 

 

面白い話題には気をつけましょう

Real Raw Newsなどのように、自らパロディであると明らかにしているブログなどは、まだ良心的な方です。自ら免責事項Disclaimerの項に太字で注意喚起しています。This website contains humor, parody, and satire.About Us | Real Raw News

それでも内容はいかにも見てきたように書いてあるので、多くの閲覧者を惑わせるとともに、多くの閲覧数を得て誤情報を拡散しており許せませんね。

 

お騒がせな映像などをねつ造して注目させる質の悪いユーチューバーとそっくりです。ほかにもNATURAL NEWS、News Everydayなどがあります。微妙に真実がちりばめられながら話をねじ曲げていきますので要注意です。これらのニュースの顔面を付けたブログは一切取り合わない方がいいです。

 

あまりにも臨場感があるので、それに引き込まれ、作り話ではなく事実であると勘違いしてしまう人々に向けては、フラットアース(地球平面説)、タルタリア(歴史から消されたとされる帝国)、ケムトレイル(航空機から空中に散布された有害の化学物質などの生物兵器)、ネサラゲサラ(現行の詐欺的金融システムを終了させ新システムに移行させる金融革命)、人工地震兵器HAARP指向性エネルギーメドベット(万病・障害全てを治す医療ベッド)、有名人の替え玉、ゴムを被った偽物など、多くの偽情報が流されています。もちろん替え玉はいるでしょうが写真だけで具体的に示すのは難しいです。先にも示したように画像は簡単に加工できます。

 

これらの情報は話題としては面白いですが、明確な根拠が無い情報です。

これらの一つ一つには事実も幾分入っているので、意外に騙されてしまい、いったん信じ込むと、いかに馬鹿げていようが、その嘘からなかなか抜け出せません。

ただ、多くの場合には稚拙な写真付きで、それを見れば一目でおかしいとわかります。

 

 

PFAS(有機フッ素化合物)

最近では、PFAS(有機フッ素化合物)について「米軍基地のまわりの地下水がPFASで汚染されており、その原因は基地内の泡消火器の水が垂れ流しにされているためだ」と反基地団体が主張するのを真に受けてしまう方がいますが、岡山県の川平ダムのような山の中からもPFASが検出され、米軍基地が問題ではないこととわかっています。

主張している団体の素性や、その団体の意図する反米・反基地の思想を考えれば、こうした噂は悪質なデマとわかります。

 

 

mRNA惑珍

私は、新型コロナのmRNA惑珍について、このブログでも紹介してきたとおり新型コロナ発生直後から科学的論文も含めて自分自身で十分に情報を収集し、mRNA惑珍についての認識を深めたうえで、反・mRNA惑珍の考えを持ちました。ですから、惑珍接種はしていません。

 

mRNA惑珍には、インフルエンザ惑珍を含めて致命的な副反応があってリスクが大きいので、今後も接種するつもりはありません。長い年月において培われてきた人間の持つ免疫機能を信じており、今回のmRNA惑珍はそれを壊してしまうかもしれないリスクがあります。

 

ちなみに、人間に感染させる能力を持ったコロナ変異株ウイルスGXP2Vについては、2017年から北京PLA総合大学などで研究がなされ、実験用の人化マウスにおいて致死率100%の結果を得ていたとのニュースが「中央日報」などに2024年1月に掲載されました。PLAは中国人民解放軍の略です。

この記事が正しいならば、新型コロナウイルス騒動が起こる前に、すでにチャイナで致死性の高いコロナウイルスを、ヒト化させたマウスで実験していたということになり、新型コロナウイルス禍は起こるべくして起こったということになります。

致死率100%のコロナ変形ウイルスを作り出したチャイナ

 

記憶があいまいですが、確か4年前にも同じ内容のニュースが流れていたと思います。ですから、今になって、またぶり返してきたこのニュースには何か別の意図もありそうです。出所が「ナゾロジー編集部」で、そのニュース元は、bioRxiv(ビオ・ルクシブ)であり、査読によって認定されていないプレプリントですから、この実験結果にはお墨付きがありません。

SARS-CoV-2関連センザンコウコロナウイルスによるヒトACE2トランスジェニックマウスの致死感染 GX_P2V(short_3UTR)

 

この情報は怪しいですが、チャイナでヒトに感染するコロナウイルスの創出・研究が為されていたのは確かな事と思います。

 

人間の体はバランスの上に成立しています。たとえば、ヒトには毎日がん細胞が発生しますが、それを退治するに体内のバランスが大切ですから、それを壊すようなmRNA惑珍はリスクが大きいと思われ、私は、問題が大きいmRNA惑珍の接種に関しては反対の考えです。

【食と添加物シリーズ】我々の体の中では毎日5000個の癌細胞が生まれ【武田邦彦トーク集】

 

 

人工地震

2024年1月1日に起こった能登半島地震のような大地震が、人工地震であるという話もフェイクです。

人工地震を起こさせることは現実として可能ではあるものの、それは主にダイナマイトを使用した研究のための微細な地震についてであり、能登半島地震のような大きな地震と同一にするのは馬鹿げています。巨大エネルギーを必要とする地震を人工的に起こすのはちょっと計算すれば不可能だとわかります。

 

能登半島地震の震源は深さ13kmで、マグニチュード7.6です。TNT換算で300万tです。(1TNT換算トン = 4.184×109 J)

 

広島の原子爆弾がTNT換算で1.6万t(16×103 × 4.184×109 J = 6.694×1013 J)だそうですから、今回の能登半島地震は、広島の原子爆弾の300万/1.6万=188倍です。

 

ですから、この能登半島地震が人工的なものとすれば、能登半島の先端で13kmもの深さの穴を掘り、広島級の原爆188個をどこかから手に入れ、それを運搬し設置しなければならず、秘密裏に準備するのは不可能です。

このような人工地震兵器説がいかに現実離れしているかわかるのものです。

 

陰謀論者が根拠無く作り出した世界に騙されてはいけません。

その間に現実の陰謀が進められているのかもしれません。

能登で震災にあわれた方々の気持ちを全く考えない、このような馬鹿げた話を言い出すのは、反日的な人々ではなかろうかと思います。

 

常識派でありたいです。