日中国交正常化50周年の時期に当たり、あらためて確認しておかなければならないことをメモります。

 

 

昭和21年(1946年)、GHQの管理下にあった日本の外務省は、主要なマスコミに対して、中華民国は「支那」と呼ばれるのを極端に嫌うため、理屈抜きでその使用をやめるよう通達しました。
「支那」の代わりに「中華民國」、「中國」、「民國」の文字を用いるようにと伝えたのです。

日本人は、昔からずっと中華民国を支那と呼び続けてきたのですから、通産省の通達は、それこそ理屈抜きの無茶苦茶な押しつけです。
 

その国をどのように呼ぶのかを決めるのは呼ぶ側の裁量によります。
呼ばれる当事国が決めるべきものではありません。
それを、外務省は日本人の意思を無視して相手国の意思にあわせたわけです。

日本は、当時GHQの管理下にありますから、GHQの指示なのでしょうね。

しかし、理屈がない押しつけに対して日本は断固としてはねつけなければなりません。

主権が侵されるのと同じ事です。

世界の主要な国は、「シナ」や「シナ」に似た発音で呼び習わしています。

なぜ、日本だけが「シナ」と呼んではいけないのか。
 

たとえば、英語では、China(チャイナ)
フランス語では、China(シーヌ)
ドイツ語では、China(ヒナ)
オランダ語では、China(シナ)
ポルトガル語では、China(シナ)
ルーマニア語では、China(シナ)
 

アジアの国々も、

ヒンズー語では、Cina(チナ)
ベトナム語では、China(チナ)
インドネシア語では、Cina(ツイナ)
と呼んでおり、

「chugoku(チュウゴク)」と呼んでいる国はありません。日本だけです。
如何に「中国」と呼ぶのが異常なことかわかりますね。

 

もともと、紀元前3世紀には大陸に秦(シン)の国がありました。この秦がなまって「シナ」「チナ」として世界に広まり、現在では先に示したように各国で「シナ」若しくは「シナ」の発音に似た音で呼ばれるようになったのですから、支那は伝統ある一般的な呼び名なのです。

(秦は、「秦の始皇帝」や「兵馬俑」で有名ですね。)



GHQが日本に「支那」とは呼ばせないのはなぜでしょう。

欧米の植民地支配からアジアを開放した日本の功績をないがしろにする意味があるのではないかと思います。

GHQが支那と呼ばせるのをやめさせた、その屈辱に対して外務省は体をはって抵抗しなかったということになります。

まったくけしからん話です。

 

また、外務省の通達を受けて、「中華民国、中国、民国」とあるうち、なぜマスコミはよりにもよって日本を蔑視する「中国」を採用したのか、その意味を考えてみましょう。
「中国」の用語は、支那が世界の中心の国で、その周囲の東西南北の国々は人間以下の野蛮な獣が住むという「中華思想」に基づく差別用語です。


言ってみれば、「中国」を使用するのは、日本人に支那人をご主人様と呼ばせるのと同じです。つまり、GHQ・外務省と繋がるマスコミは、日本を支那の僕(しもべ)となるように誘導したと思われるのです。
これは、自らを野蛮な獣の身分であると認める自虐史観です。


それでも、通達は、あくまでもマスコミに通知されたものですから、私たち国民が「中国」と呼ぶ必要は全くありません。私たちは世界各国の人々と同じように、自信を持って「支那」と呼び続けてかまわないのです。

ところが、通達以来、マスコミが「中国」というように呼び続けたので、「中国」が何の抵抗もなく日本人の間でも使われるようになってしまいました。

いかに外務省がダメで、マスコミがダメか、わかる典型例です。
通達では「中国」の他に「中華民国」や「民国」という候補も挙げられており、これらを使えば問題が生じなかったものを、わざわざ日本人を卑下する歴史上問題がある「中国」を使い、さらには中華民国だけではなく、中華人民共和国に対してまで、同じ「中国」という名称を使用したマスコミは、バカじゃないでしょうか。このときから既に反日だったのでしょうね。マスコミの反日の根は深いです。

軍事アナリストの小川和久は、相手が嫌う言葉を使わないのが大人の態度であるとして、「中国」の使用を肯定していますが、無知もいいところです。



こうした経緯を十分に知っている知識人は、「中国」とは呼ばずに「支那」と呼んでいます。

江戸時代の新井白石は「支那」と記しており、それ以来、日本では「支那」は、一般的な呼称として300年以上にわたり使用されています。


2017年に亡くなった渡部昇一、2018年に亡くなった西部邁、そして今年亡くなった石原慎太郎を始め、2014年に亡くなった岡崎久彦元タイ大使は外務省出身ではありますが、そうした経緯などを知っているので「支那」と呼んでいました。

 

渡部昇一                 西部邁

 

石原慎太郎              岡崎久彦

 


しかし、こうした保守派の巨星たちが亡くなり、日本人が支那を支那と呼んでいた歴史が忘れられてしまうことになりそうです。

日本人は、誇りを持って他の国と同じように中華人民共和国を「支那」(シナ)と発音し、中華民国は「台湾」と呼ぶのがいいでしょう。
他の国が「シナ」「チナ」や「チャイナ」と呼んでいるのに、なぜ日本だけが「チュウゴク」と呼ばなければならないのか、政府にはよく考えてもらいたいものです。


日中国交正常化50周年をよい機会として捉え、国名の呼称について、しっかり見直した方がいいでしょう。



GHQは、日本を徹底的に痛めつけ、支那が日本に取って代わるように仕掛けたようですが、結局、米国民主のDSは、その支那のCCPにしてやられると私は予想します。

今でも、支那の片棒を担ぐ日本人は、底なしのお馬鹿さんでしょうね。
それは、きっとこんな感じの方でしょう。全くの想像図です。
全く他意はありませんよ。

想像図は「国税庁から?」の方に追加して貼っておきました。