則本が電光石火で巨人入りへ
広島が一切の補強をせず、退屈極まりないオフを過ごしている間に、他球団は次々とネタを提供してくれます。
先日「メジャー断念でどこへ行くのか」と書いた楽天の則本昂大投手ですが、行き先はまさかの巨人でした。
「田中将大との関係性から巨人は選ばないだろう」と踏んでいたのですが、予想が外れました。
提示された条件は3年総額9億円。
35歳という年齢と近年の成績を考えれば、他球団には到底出せない破格の条件です。
しかも報道によれば起用法は「先発」とのこと。
リリーフとして調整してきたであろう本人にとって、今から先発仕様へ戻すのはリスクが伴います。
調整が間に合わなければ、大枚を叩いた挙句に出遅れ……なんて事態もあり得るでしょう。
しかし、個人的に最も気になるのは「人的補償」の行方です。
この1月中旬という時期にプロテクトから漏れ、移籍を命じられる選手の心境は察するに余りあります。
いっそのこと、契約更改の席で出場機会を求めて移籍を志願したとされる山瀬慎之助選手を、楽天へ出してあげればいいのではないでしょうか。
楽天の捕手陣であれば、山瀬がスタメンを勝ち取るチャンスは十分にあります。
これから巨人がリストを作成し、楽天が検討する。
このままでは移籍決定が2月にずれ込む可能性すらあります。
選手への負担を考えれば、リストを介さず「山瀬で決め打ち」にするのが、誰もが幸せになれる解決策に思えます。
短期的に見れば、楽天はFAで伊藤光選手を獲得したばかりなので捕手を選びにくい状況かもしれませんが。
一番つまらないのは松本剛選手のときのように「あっさり金銭のみ」で解決する可能性も否定できません。
資金が無尽蔵にある球団にとって、3億や9億という数字は痛くも痒くもないのでしょう。
資金どころか、補強する気すら一切ない広島ファンからすれば、そんな派手な動きがあること自体、ただただ羨ましい限りです。