【観戦記&週刊誌考察】「最下位攻防戦」と、消された矢野の看板。FLASH報道に見る球団とメディア
まず前半は、先週金曜日のマツダスタジアム観戦記です。
一言で言えば、まさに「天保山にふさわしい泥仕合」でした。
中日の先発・高橋宏斗は、コントロールの自滅待ちくらいしか攻略法がありません。
初回はストレートが荒れていましたが、ウチの打線はそこにつけ込むことすらできず。
そうこうしているうちに途中からスプリットが決まり始め、こうなるともう手が付けられなくなります。
ストレートと同じ軌道から落ちるので空振りは増えますし、ストレートに絞れば絞ったで、大きく外れたボール球までも振る始末。
中盤に入るくらいまでは、勝てる雰囲気など微塵もありませんでした。
その意味では、中盤からランナーを出しながらも要所を締め、試合を作った先発の床田寛樹が粘り勝った試合と言えるでしょう。
もちろん、相変わらずの「謎采配」も健在でした。
相手のミスに乗じて追いついた直後、持丸へのバント指示です。
交流戦でも持丸にバントをさせて失敗し、散々叩かれていたにもかかわらず、またしても同じ場面で指示を出して案の定失敗。
なぜ学習しないのでしょうか。
首脳陣の無策ぶりにも呆れますが、ここまでバントが決まらない持丸も大概ですが……。
そう考えると、8回に菊池が放った謎のパワー炸裂弾から、さらにダメ押し点まで加えて勝ちきれたのは奇跡的に大きかったと言えます。
今回、私が一番注目していた客入りですが、想定していたよりもはるかに多かったです。
やはり後半戦のスタートや夏休み期間というタイミングだからでしょうか。
ただ、翌日の惨敗のような無様な試合を続けていれば、ファンに見放されて客足が一気に遠のいていくのは時間の問題でしょう。
ちなみに、この日の個人的な一番のクライマックスは、マツダスタジアムへと続く「カープロード」に設置されている矢野の看板が、真っ白な白板に塗りつぶされていたことです。
普通に考えれば、ただの三軍調整中の選手にここまでの処置はしません。
過去にも羽月の看板が真っ白になり、その後に戦力外となった例がありました。
推測するに、矢野はもう「完全にアウト」なのでしょう。
球団として復帰させる気があるならここまで徹底的に消すはずがありませんから、表に出せない致命的な事情があると見るのが自然です。
不祥事の話題ついでに触れると、昼に速報記事をアップしたFLASHフラッシュのスクープ対象は、やはり田村俊介でした。
掲載された写真自体は決定的なものではありませんでしたが、記事本文にはいくつか極めて見過ごせない内容が含まれていました。
-
「鈴木清明本部長は辞めたがっているが、松田元オーナーが辞めさせてくれない」
地方の同族・老害企業によくある「お友達人事」の典型ですね。
年寄りが辞めたがっているのに、トップが退任を許さず、何も変えられない年寄りが居座り続けて組織が腐敗していく。
皮肉抜きで、まさに「ゾンビ企業」そのものです。
-
「矢野と滝口氏は、写真以外にも頻繁に密会していた」
-
「矢野と田村の2人は、日常的に夜の街へ飲みに行っていた」
-
「今回のFLASHの写真の席には、地元・広島のテレビ局関係者(テレビマン)も同席していた」
……これで全ての「答え合わせ」が完了しました。
やはり地元のメディアも球団とズブズブの蜜月関係にあったわけです。
だからこそ、自分たちに火の粉が降りかかるのを恐れて、一切この大不祥事を報じようとしない。
単なるカープ利権や放映権の甘い汁だけでなく、こうやって酒や女、さらには黒い交際まで裏で共有していたと考えるのが自然です。
ここまで腐敗が極まると、「市民球団」という美名のもとに広島という閉鎖的な地域に甘え続けてきた歴史そのものが、すべての悪の根源に思えてきます。
地元メディアは当然利権を手放したくないので事件を報道せず、ひたすら庇い立てをする。
いよいよこの球団は、自浄作用どころか外部から救う手立てすら存在しない「詰み」の状態に入ったのではないでしょうか。