育成出身の活躍に隠された欺瞞。戦力にならない「ぬくぬく支配下」に厳しい目を向けよ | 広島カープデータベース【別館】

育成出身の活躍に隠された欺瞞。戦力にならない「ぬくぬく支配下」に厳しい目を向けよ

昨日の横浜戦、6回ぐらいの段階で試合経過を追うのを辞めました。 

するとなぜだか、今朝起きたら逆転勝ちしていました。 

どうやら山﨑康晃投手を打ち崩したようですね。 

先発の東投手を含めて苦手な選手が多いDeNAですが、山﨑投手だけは数少ない相性のいい相手です。

モンテロの押し出しで同点にしたあと、勝ち越しのタイムリーを放ったのは佐藤大盛。 

またしても育成上がりの選手たちです。 

さらに、今年育成から支配下に上がった名原は2安打。 

同じく育成上がりのが1イニングを無失点に抑えました。

 

もちろん、育成枠上がりの選手がこうして一軍で活躍していること自体は喜ばしいことです。 

他球団を見渡しても、近年は育成枠からの支配下昇格組の活躍が目立っています。 

例えばソフトバンクでは、大山北斗投手が新たに支配下登録されます。 

昨年のドラフトで育成8位、全体最後の116番目という超底辺からの指名でしたが、1週間前の2軍戦では9回1失点で完投勝利を挙げました。 

巨大戦力と呼ばれるソフトバンクですが、これでも支配下枠は「66名」に抑えています。 

育成から這い上がりやすいよう、あえて支配下の枠を軽くしているわけです。

 

広島もこれだけ育成から上がった選手が結果を出しているわけですから、この「育成の仕組み」をもっと戦略的に活用すべきです。 

しかし、別の言い方をするならば、今のカープには「意味のない支配下選手」が多すぎます。

もうシーズンも半分近くを終える時期になりましたが、この期に及んで1軍に一度も上がっていない選手はこれだけいます。

 

【投手】

 佐藤、ケムナ、滝田、高橋昂、工藤、長谷部、松本、高木快、アドゥワ、菊地、日高 

 

【野手】 

會澤、清水、高木翔、堂林、西川、仲田、内田、末包、久保、中村貴

 

これだけの人数が二軍で燻っているわけです。 

ルーキーの工藤・高木快、そして高卒の西川あたりはまだ仕方がありませんが、それ以外のメンバーに関しては「なぜ一軍にいないのか、なぜ支配下にいるのか」という選手ばかりです。

會澤や堂林といったベテラン陣は、さすがに今年限りでいなくなるでしょう。 

そもそも、なぜ去年のオフの段階で整理しなかったのでしょうか。

田中広輔・松山竜平を切るだけでも、この無能フロントにとっては精いっぱいだったということでしょうか。

 

投手陣に関しては、そもそも「なぜ支配下契約なのか」と首を傾げたくなる選手が多すぎます。 

即クビでいい選手も含みますが、昨年の状態を見てもケムナ、滝田、長谷部、日高などは、残すにしても「育成枠」で再契約するのが妥当でしょう。 

野手に関しても、現在のレベルや怪我の状況などを踏まえたら、高木翔、内田、久保、中村貴あたりを支配下枠に置いておく意味はありません。

 

こうして枠を空け、もっと下からの競争を促さないと、支配下という肩書きの上でぬくぬくしている選手が多すぎます。

世間では、 「育成枠上がりの選手が活躍していて、若手主体の広島らしくていい!」 と手放しで喜ぶ脳天気な声が大きいですが、その裏で「全く戦力になっていない支配下選手」が多数居座っている歪な現状に、ファンはもっと厳しい目線を向けるべきではないでしょうか。