空白の一日事件
私も完全に理解しているわけではないので、もし間違いがありましたらご指摘ください。
事件の前年、江川はクラウンに指名されていました。
しかし、翌年の巨人入団を狙い社会人には行かず野球留学を選びました。
ドラフトの交渉権は翌年ドラフトの前々日まで有効ということもあり、翌年の11月20日、正式にクラウンの交渉権は喪失しました。
翌21日の午前、巨人は江川と契約を結びました。
巨人側の主張としては
・今年のドラフト会議は22日
・つまり、21日では江川はどこにも所属していない
・そのため、ドラフト外の扱いで入団
としました。
このままだと巨人の言い分が通るのですが、話をややこしくしたのはこの年の夏に行われた規約改正でした。
これまでドラフトの対象は
・日本の中学・高校・大学に在籍しているもの
であったものが、夏の改正で
・日本の中学・高校・大学に在籍した経験のあるもの
とかわり、この規約が有効になるのは次回ドラフト会議からとなっていました。
そのため巨人は翌ドラフトの前日である21日のドラフト外契約は有効、と制度の穴をついてきました。
これに対し、セリーグ会長はこれを認めないと対抗。
この判断を不服とした巨人はドラフト会議をボイコットしました。
ドラフト当日、南海・近鉄・ロッテ・阪神の4球団が江川を指名しました。
抽選はご存知のとおり阪神が引き当てました。
これに対し巨人は
「12球団が参加していないドラフト会議は無効」
として、金子コミッショナーに提訴しました。
これに対しコミッショナーは巨人の訴えを全面的に退けました。
この決定により巨人正力オーナーは
「脱退して新リーグを作る」
と脅しをかけました。
これに屈した金子コミッショナーはプロ野球実行委員会において
「江川は一度阪神と契約を結び、巨人にトレード」
というのを強く要望しました。
それに対し阪神は断固として反対。
結局江川が巨人とのドラフト外契約は流れました。
ところが1月31日、ご存知の巨人・小林繁とのトレードが成立しました。
ちなみに、これは規約違反だとして、後に
・小林は阪神へ無償トレード
・江川は金銭トレードで巨人
ということになりました。
以上が私なりに解釈している空白の一日事件についてです。
改めてまとめてみると相当思うところがありますね。
今回記事が長くなってしまいましたので、記事の疑問点や感想を先にお伺いして、私の考えは明日述べさせていただきたいと思います。