球団別カープ対戦分析・ヤクルト先発投手編
先発投手分析、最後はヤクルトです。
ただヤクルトの場合昨年と今年はまるっきり違うと思うので一概に参考できるとはいえませんね。
100イニング以上
グライシンガー
全体 30試合 防御率2.84 16勝8敗 209.0イニング 159奪三振
広島 8試合 防御率2.37 3勝1敗 57.0イニング 33奪三振
2007年一番良かった先発投手といって間違いないでしょうね。6球団まんべんなく勝っていますが広島は一番相性がよかったようです。
石井一
全体 28試合 防御率4.16 9勝10敗 166.2イニング 163奪三振
広島 4試合 防御率5.59 2勝 1敗 19.1イニング 20奪三振
復帰2年目の年は二桁に届かず、奪三振が多い特徴はありますが被弾の多さも相変わらずです。
左投手でありながら右打者にも強いという傾向が出ています。
藤井
全体 25試合 防御率5.05 7勝10敗 123.0イニング 96奪三振
広島 3試合 防御率5.54 2勝 1敗 13.0イニング 13奪三振
復帰をかける2007年でしたが思うような成績は残せませんでした。
石井一と同じく左右でバランスはなくよく抑えています。
診断結果
三人の成績を載せましたが全員今年は他球団に行っています。
石井一はFAで西武に行きました。初めてのヤクルト以外の球団でどうなるかは気になります。
藤井はトレードで日ハムへ。いろいろ問題があって放出されたという形ですが数字で見るとなぜあまり結果を残せていないかむしろ疑問です。環境が変われば大きく復活する可能性はあります。
そしてグライシンガーは巨人です。2007年は大活躍となりましたが、どの投手も巨人に移籍してからあまりいい成績を残し続けている選手はあまりいません。また、もともと怪我もちなところがあるのでそこが再発しないかも心配です。
ヤクルトとしては三人がいなくなり先発陣は大きく変わるでしょう。二桁復帰をもくろむ石川を軸に松岡・増渕ら若手投手に加藤・佐藤のルーキーにもチャンスはありそうです。どちらにしろ、昨年とは違った陣形となるでしょうね。