投手成績分析・永川編 | 広島カープデータベース【別館】

投手成績分析・永川編

今回の分析は今期の広島を考える意味でも一番大事である永川勝浩です。

防御率とセーブ数だけを見ると本当にいい活躍をしたように思えます。ただ14回の救援失敗という完全に守護神失格な結果でファンの信頼はガタ落ちでした。その昨季の投球成績を分析してみたいと思います。


61試合 61.2イニング 4勝7敗31S 防御率3.06


やはり救援ミスが目立ち7敗という結果ですね、ちなみに守護神に戻った2006年

65試合 70.2イニング 5勝6敗27S 防御率1.66

この年は途中から守護神復活ということでこのような結果となりましたが負け数の多さは相変わらずですね。


気になるイニング・被本塁打・奪三振・与四球の順で比較してみると

2007 61.2イニング 5本・74奪三振・33四球

2006 70.2イニング 5本・86奪三振・24四球

イニングは減っているにもかかわらず全て2007年のほうが悪いですね。

ただ意外なことに、2007年でも一発を浴びるのは約12イニングに一発、守護神なのでどうしても一発打たれて負けのイメージが強いですが数字で見るとそうでもないですね。


球団別

巨人 11試合 2勝1敗7S 2.53

中日 11試合 1勝0敗3S 2.92

阪神 11試合 0勝0敗8S 0.73

横浜 10試合 0勝4敗5S 6.23

東京  9試合 1勝0敗6S 0.00

一目でどこに弱いか分かりますね、どう見ても横浜で同じチームに4回も黒星を与える守護神なんて信じられませんね。

さらに球団別の成績イニング・奪三振・与四球・暴投でみると

巨人 10.2イニング 12奪三振  5与四球 3暴投

中日 12.1イニング 10奪三振 10与四球 3暴投

阪神 12.1イニング 16奪三振  4与四球 0暴投

横浜  8.2イニング 10奪三振  4与四球 3暴投

東京 10.0イニング 18奪三振  1与四球 0暴投

つまり暴投から崩れるという単純なパターンです。

またヤクルト戦では10イニング1与四球ですが、中日には1.2イニング1与四球とくっきりしています。


交流戦

福岡 3試合 0勝0敗1S  3.86

楽天 1試合 0勝0敗0S 18.00

西武 3試合 0勝1敗1S  4.50

大阪 2試合 0勝1敗0S 11.57

交流戦内で投げた4球団全てに失点とは信じられないですね。さらに1・2位の日ハムロッテ相手は登板なし、この時期は全く守護神として機能していませんね。9試合でセーブを挙げたのはわずか、交流戦大失速の最大の原因はここですね。


左右別成績

右打者 121打数 1割9分8厘 2本

左打者 106打数 2割5分5厘 3本

右打者には完璧ですね、やはり左打者から結構打たれていますがそれほど目立つ数字ではないですね、やはり打たれるよりも自滅が失点パターンでしょうか。


球場別

広島 31試合 3勝3敗14S 2.05

防御率としてはいいのですがセーブ数があまりにも少なすぎですね。セーブのつかない場面での登板もあるでしょうがそれにしてもこの数字はおかしいです。

奪三振率ですがナゴヤで4.50とかなり低いですがそれ以外では軒並み10を超えます。



診断結果

交流戦での大失速は彼による救援ミスが最大の要因でした。他にも見つかったのは

・横浜戦では胃腸薬を装備しましょう

・被本塁打は意外と少ないので一発はある程度安心

・暴投が出だしたら試合が崩れる

など非常に分かりやすい兆候がありました。

これらを事前に知っておけば9回に心臓が悪い時間を少しはやわらぐことはできるかと思います。

これまで分析してきましたが今回は一番の収穫を感じましたね。この横浜戦での弱はどうにかしないとかなり危ないですね。