ドラフト寸評、日ハム編 | 広島カープデータベース【別館】

ドラフト寸評、日ハム編

長いドラフト分析でしたがいよいよ最後の球団となりました。パリーグの覇者・北海道日本ハムです。

高校生ドラフトでは中田を引き当て、大社ドラフトではまさかの多田野指名とドラフトを沸かせました。


1位 中田翔    外野手 大阪桐蔭

      1億円・1500万円  6番

2位 多田野数人 投手   3Aサクラメント

   6000万円・3000万円 16番

3位 宮西尚生   投手   関西学院

   7000万円・1000万円 25番

4位 津田大樹   投手   倉敷

   4000万円・ 500万円 48番

5位 村田和哉   外野手 中央大

   5000万円・ 900万円 51番

6位 大平成一   外野手 波佐見

   3000万円・ 480万円 54番

7位 松山傑    投手   横浜商大工

   2000万円・ 450万円 57番

8位 豊島明好   投手   北陸大谷

   1500万円・ 450万円 67番 

9位 浅沼寿紀   投手   旭川南

   1000万円・ 450万円 68番

9人で総額3億9500万円でした。


中田12球団で最小の本塁打であったチーム事情を考えるとこれ以上にない逸材。なども伸びてきてはいるが純正な大砲は少ない。打撃重視の監督の意向もあり最初から使われると思います。


多田野:広島ファンにとって今年去年のドラフト最大の関心事であったが日ハムが指名。彼の3Aでの成績よりも優秀な外国人選手が多く日本にはやってくる。しかし、何よりまずは日本の環境にどのくらいなじめるか。逆風の強い中彼の活躍を強く願います。


宮西:まさに投手らしい投手。プロ評価はあまり高くなかったがあのスライダーは間近で見るととても打てない本物。プロでもあまり打つことはできないと思われ意外と新人王のダークホースに。


津田:奪三振派であるがまだまだ素材型の印象が強い。一軍先発も若手が多いのでまずは土台つくりからしっかりして大きく育って欲しい。


村田:ベテランの稲葉以外では左打者がほとんど育っていない現状。非常に小柄で足の速さが売り。まずはプロの速球にぶち当たることになるだろうが代走など着実に仕事の場を広げていって欲しい。


大平左の高校生外野手としては佐藤以来6年ぶりの指名。糸井・鵜久森・川島など二軍では数字を残している外野手が多いのでしっかりとプロになれるところから。


松山:津田のライバルとしてもいい指名。同じような速球を売りにする素材型大型右腕としても楽しみです。


豊島169cmと小柄ながら技巧派手実践型の左腕は1年目からでも活躍する。両親をはやくに亡くし非常にハングリーなもとで育っただけに個人的にはプロでの大成功を願いたいです。


浅沼:甲子園での印象はあまり残っていない。ただ、左が不足している球団事情だけに大きく育って欲しい。


中田は間違いなくいきなりスタメンをつかむことになるでしょう。多田野・宮西といったところはローテ争いに絡んでくると面白くなります。左が不足している現状を考えると豊島も早い段階からチャンスをもらえることもありうると思います。

リーグ三連覇を狙う日ハムとしては磐石の補強といえるでしょう。


と、この記事を1週間前ぐらいに書いていたのですがその間に多田野がやっちゃいましたね。左手首の骨折で手術をし開幕には間に合わないようです。相当期待していただけに本当に残念ですが更なる逆風の中頑張ってほしいです。