高校生ドラフト総括・広島編 | 広島カープデータベース【別館】

高校生ドラフト総括・広島編

遅くなりました、今回の高校生ドラフトの総括です。まずは広島編からです。

唐川を早くから宣言していましたが残念ながら抽選ではずし安部を指名しました。巨人は広島が藤村で行くと思っていたみたいですが広島は丸か安部で悩んだみたいですね。丸はオーナーの強い押しがあったのでスカウトもプレッシャーがあったでしょうがうまく二人ともとることに成功しました。それでは各選手の総括です。


一巡目 安部友裕 内野手 福岡工大城東

三巡目 丸佳浩  外野手 千葉経大付

四巡目 中村憲  投手  京都すばる


安部:すでにとおりスペックとしては50m5秒8、遠投110mと素晴らしいものを誇っています。先日実際見た際の印象を述べましたが多くのところで書かれているようなやらかし系とは感じませんでした。やはり大型遊撃手ですので守備でもそれがつっかかっている感はあります、たぶんそれが本人の感じているリズムの悪ということです。チームの現状を見ても二軍で遊撃手としてしっかり育てるのがいいでしょう。ただ不足している三塁、俊足強肩を生かしての外野などいろいろ考えることはできます。本人は守備に対して課題を強く持っているようですが自慢の打撃と俊足を生かすほうに力を注いでほしいです。

長打力はありますがやはり走塁の意識が高いので二塁打などしっかり深く抜けるあたりが打てるよう心掛ければと思います。

広島のタイプの選手らしく野球に対して非常に謙虚な姿勢は好感が持てます。ただこの手の選手は深く考えることが多いですが自慢の俊足を生かし大きな選手に育ってほしいと思います。

:やはり感じられるのはセンスの高ですね。投打ともに非常に高いレベルにあります。左打ちの外野は一番若くて吉田です。前田の年齢も考えると彼への期待はかなり大きくなります。気になるのは彼をどういうタイプに育てていくかですね高校通算49と長打力が売りですが踏み込みの弱さなどを考えるとプロの速い球に慣れるのは相当苦労すると思われます。よく前田の若いころと比較されますがそうみるとわかりやすいかもしれませんね。

何より野球に対する前向きな姿勢は非常に好感が持てます新井もかなり不器用な面が多いですが今や本塁打王を取るまでのバッターになりました。入団までの実績うんぬんよりプロに入ってからその意識を維持し、さらに高いものを目指せるかです。そう考えると彼は本当に素晴らしい選手になる可能性を持っていると思います。


中村:私がドラフトで広島が指名した瞬間小さくガッツポーズをしたのが彼です。何より今年の京都府予選を三回も見に行ったので思い入れが強いです。数球団スカウトが来ている中、広島のスカウトも観戦に来ていました。直前でオリックス山崎を指名された時は「今年は二人で終わりか」と思いましたが中村を指名しました。高橋・青木・大島・河内・斎藤・金城とうちは長身左腕が好きなようですね。

彼を表現する際に「初速と終速で差が出ないストレート」と言われますがその表現は的確だと思います。私も見ていて早いなあと感じましたが感じた速さと球速表示には5kmぐらいの差は感じました。無名の京都すばるを府大会まで押し上げたのはやはり彼の力というものが大きかったです。準々決勝以降の投球は本当に良かったです。決勝も序盤こそ悔やまれましたが途中からのピッチングは甲子園で見てみたかったと思います。最近は改善されつつありますがやはり序盤での不安定さが気になります。あとは基本変化球を持っているのでそれをいかに伸ばし武器となるかですね。瓜龍監督(現立命館宇治)を慕い無名校の中で府大会決勝まで勝ち上がった彼がプロの舞台で活躍する姿を期待しています。



今回のドラフトに関し悲観的な見方をする方が多いですが私は満足のいく結果と思っています。安部はうまくけば、早い段階で上がってくることがあり得ると思います。丸はチーム状況からして若手の左野手に必要性が高いだけにしっかり育ててほしいです。中村はプロとしての基礎をしっかり叩き込み今の高橋のような長身技巧派左腕になってほしいと思います。少し甘めですが今回のドラフト85は上げられると思います。