あんまり人前で涙するのは

好きじゃないんだけどね。


B型なもので

どんなに腹立たしいことがあっても

腹立たしいと思ったその相手の前で泣くのはご法度と決めている

ちょっぴり頑固なあたしです。


でも生きていると

琴線に触れちゃうポイントって

けっこういっぱいあるもので

思わずホロリはしょっちゅうやってます。


強そうな顔してるけど

けっこう涙もろかったりするのです。


今日の現場はスタバ。


原因はこれ。



本読んでホロリは

映画やドラマでホロリよりも多いかも。



作家の石田衣良さんは

(石田さんの意思に関わらず)

あたしが出会うと心に決めている人のうちの1人です。

発表している作品はほとんど読んでいるといっていいかも。



『5年3組リョウタ組』


石田さんに申し訳ないぐらいあっさり説明すると

25歳の若い小学校教師である良太先生が

自分のクラスの子供をめぐって、そして親を相手に

さらには問題教師を相手に

真正面から立ち向かっていく話。


もう、バカ正直すぎて

こんな人が側にいたらピュアすぎて

今のあたしだったら好きになっちゃいそうな

血の気の多い良太先生。



どういうわけか

あたしの周り、家族をはじめ

一生付き合っていく予定の友人にも

教師を生業としている人たちが多いのです。


そんな大事な人たちからきく

普段の彼ら彼女らの姿が思い浮かんだり


どんなことがあたしの身に起こっても

絶対的に信じてくれて

「あの子はいい子だから」っていい続けてくれた

今でも大好きな先生たちの顔が重なって


スタバで読んでいるにも関わらず

ボロボロ涙をこぼしながら読みきりました。

お隣の席のお兄ちゃん

こっちを怪訝そうに見てましたが

お構いなし!



あたしの場合

身内以外の大人で最初に信用できた人たちが

先生だったっていうのはもしかしたら幸運なことなのかもしれません。


まあ、たまたま

信用できる大人が学校の先生って職業に就いていたって

だけなのかもね。


「教師だって男子なのだ」って帯にあるとおり

先生たちも人間ですから。


ニュースで取りざたされる

ちょっとおかしな先生たちのことはさておき


まじめに向き合ってくれる先生たちには

ぜひともエールを送りたいなと思った作品でした。


泣きすぎたので目が腫れていることは鏡を見ずとも間違いなく

今夜はお風呂で蒸しタオル必須です。


明日は大丈夫かしら!