「ブラッド・ダイヤモンド」観てきました。

よかったんですよ、これがとっても!


アフリカのシエラレオネで起こる

ダイヤモンド採掘の権利を巡る内乱。


そこでは

同じ国の人々でありながらも容赦なく殺し合い、

家族を失ったり離ればなれになった子供たちまでもが

人殺しの訓練を受け、少年兵として戦場へと赴きます。



ダイヤモンドが市場に出回るために

こんなにも残虐な行為が行われていたということを

恥ずかしながらこの映画で初めて知りました。


戦闘シーンでは

ドンパチがはっきりと描かれているところは

持っていたストールで顔を覆いつつ

怖いものみたさで覗き込みながら観てしまいましたが

最後の最後まで目をそらさずに観る事ができたのは

やっぱり社会派サスペンスだからなのかもしれません。


そこをひときわ輝く演技で魅せてくれたのが

レオナルド・ディカプリオ。

アカデミー賞主演男優賞ノミネートは当然でしょ!って

思っちゃいました。

「タイタニック」の頃よりも断然素敵です。



彼は南アフリカの元傭兵でダイヤモンドの密売人という役柄。



何が素敵って心情が伝わってきそうな眼の表情。

不器用な主人公の役に作り込みすぎない抑え目な瞳の演技は

ぴったりです。



元傭兵としての逞しさや俊敏さといったものも

車を降りたり、振り返ったりというちょっとした仕草に

表れているような気がして頼もしく映り

かなり心を揺さぶられました。



クライマックスでは人目を憚らず思わず号泣。



歳を重ねるごとに魅力が増していく俳優さんなのかも

しれないなあなんて今後がますます楽しみになってきました。