公園のツマクロヒョウモン(褄黒豹紋蝶) | ふるさと干溝

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路傍の風景、四季の風。豪雪の里から路傍の草花や雪の里山など、四季折々の風景を綴ります。ブログの説明を入力します。

2023921日(木)曇時々雨

 

魚沼市「響きの森公園」

 魚沼市の「響きの森公園」にゴールデンピラミッド(柳葉向日葵)の花が蕾を付けています。フジバカマとともに間もなく花が咲き始めますが、その花の先端の蕾にヒョウモンチョウが止まっていました。どうしたことか、翅がかなり傷んでいます。全く動く気配もなく長い時間そこに留まっていました。

 

 よく目立つ模様からツマグロヒョウモンのメスと知れます。ツマとは端のこと建物のツマ、着物のツマなどに使われています。その褄の部分が黒いことから本種の名前が付けられているようです。 但し褄が黒いのはメスでオスは模様が全く違います。

ツマグロヒョウモン(その1

ツマグロヒョウモン(その2

 

 

2013年9月14日刈羽黒姫山にて

 ツマグロヒョウモンは本来暖かな地方に住む蝶でしたが、温暖化と共に生息範囲を北に拡大しつつあるようで1980年代では関西以西にしか見られなかったものが北上を続けているようです。私が初めて出会ったのはちょうど10年前、2013年の9月、新潟県刈羽黒姫山の山頂でした。

 この時山頂で見たのはツマグロの雄でした。この時は近くにアゲハチョウが飛んでいて、やってくるとスクランブルでアゲハに向かって行きました。

刈羽黒姫山にて

 

 アゲハを追い払うとまた戻って来て山頂.の標柱でスタンバイでした。

山頂標柱で

 

 

 

 最近ようやく猛暑が去り、爽やかな気候も戻って来まして、昆虫たちも元気が回復して来たようです。もう一月余りで高い山の初冠雪も聞かれようかという時期になって、当地の里は秋たけなわになって来ました。

 

 此処数日、夜の玄関先でコオロギの鳴き声が良く響いています。これからどんな草花や昆虫などの出会いがあるのか。目を凝らし、耳を澄ませて秋を楽しみたいと思っています。