日向をぶらりぶらりと長閑な春のジョンノビ | ふるさと干溝

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路傍の風景、四季の風。豪雪の里から路傍の草花や雪の里山など、四季折々の風景を綴ります。ブログの説明を入力します。

20230410日(月)快晴

 

 二日ほど冴えない天気になりました。昨日は市内山沿いでは雪になった所もあったようですね。昨日は温泉施設津でマジックショーがありまして、知人のOさんが出なさるというので、応援に行って来ました。応援もさることながら温泉に浸かり、冷たいものを頂く。そちらがメインでした。

 

 そして今日は快晴の天気、いろいろ用事はありますが、市内の様々な所の春を探しに行って来ました。

 

 まずは我が家の池の畔のシャクナゲ(石楠花)、先日紹介したばかりなのに今日は花が進み綺麗になりましたのでまた見て下さい。

我が家の坪山のシャクナゲです

 

 今日は此処からスタートです。実は今日は足慣らしに山を歩きたかったのですが、朝起きてからまごまごするうちに山歩きの時間のタイミングを逃してしまいました。

 

 そこで、折角の長閑な春の日差しが戻ってきたので、こんな良い日にはのんびりと市内の春を探しに行こうと決めたのでした。

 

 先日より咲き始めた桜が、今は満開に近づいています。いつもの年ですと雪にいじめられるかのように、遠慮がちに見えた桜も今年は花の時期にはもう雪は無くなってしまったので、伸び伸びとしているかのようです。

 

 向かったのは、今年大雪であった市内の守門岳麓の地域です。車で走ればそれほど遠くないのにも関わらず、やほりまだ雪はかなり残っているようです。

 ようやく桜の花が開き始めた場所から見える守門岳、そこはまだまだ雪に覆われて真っ白でした。

 そんな山を見ながら車を転がしてみます。国道252号線沿いの大倉沢の堰堤から守門岳を眺めます。この後登山口まで行ったのですが、月曜日にも関わらず、登山口にはかなりの数の車が止まっていました。

大倉沢から守門岳

 

 

 大倉沢からさらに 奥に進み、市内では最も豪雪地域の福山に車を向けました。この峠にはオオヤマザクラと雪の風景が最近知られまして、大勢の方が訪れるようになりました。

 

福山峠手前から望む守門岳

 

同じ場所から浅草岳を望む

 

 私にとっては何十年来通った道からの風景です。春が来るたびに見ている風景ですが何時見ても嬉しくなります。

 

 この先の峠では最近オオヤマザクラと雪のコラボが有名になったようです。峠のスポットや、その先の施設では見事な風景が展開しています。福山森林体験の家あたりの桜もかなり見事なようでしたが、私は今日は月曜日で作業中の車もありましたので、そちらの写真は撮らずに帰って来ました。

福山大平峠の雪と桜

 

 この後、守門岳登山口の二分集落に足を延ばし、そのあとは浅草岳登山口の、冬季の登山口、洞窟風呂の廃墟の場所まで行って来ました。浅草大橋の付近の名所雪流れはすでに時季外れで終わってしまいましたが、穏やかな湖面は春の長閑さを彷彿させていました。

 破間川の浅草大橋

 

 帰路、破間川の沿岸の草花を何点か写しましたので紹介します。途中にこんな取水堰があります。この佇まいがよろしくてここを通るたびに写真を写すのです。

実に趣のある取水堰

 

 今日もここで車を止めて写真を写そうとしたら、はるか下方に鳥の影が見えました。カワセミかな、などと思いながらカメラを向けましたら、なんとヤマセミではないですか。

 私は生まれて初めての遭遇でしたので興奮しながらカメラを向けました。

しかし、残念ながらピンボケです。

 

「がっくり」

 

 それでも何とかカメラに収まった姿はご覧のとおりです。この後上流ではつがいが飛んでいましたので恋の季節なんでしょうね。

 

ヤマセミ

 

 破間川はかつて川魚の宝庫だったのです。見事な渓相からも往時が思い起こされます。

破間川の見事な渓相

 

 その破間川に沿って、福島県会津に向かう六十里越街道。大きな歴史の重みを携えながら静かに春を迎えています。

 その所々で見つけた花をいくつか紹介します。アズマシロカネソウは途中の沢に咲いていました。きれいな水の畔に咲くこの花はとても好きな花です。

アズマシロカネソウ

 

 それからアブラチャン。この花も花の咲く時期は春、とてもきれいな花なのです。

 

アブラチャン(油瀝青)

 

 このほかにもキクザキイチゲやカタクリなど実にいろいろあったのでしたが。それらを紹介し始めればきりも無くなりますので今日は此処でしまいです。

 

 雪もあれば桜もある。豪雪の里魚沼。そんな魚沼がようやく春を迎えました。おいおい紹介していきますのでよろしく。