一本杉界隈、ぶらぶら散歩 | ふるさと干溝

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路傍の風景、四季の風。豪雪の里から路傍の草花や雪の里山など、四季折々の風景を綴ります。ブログの説明を入力します。

20230207日(火)晴れ/曇り

 

 

穏やかな気候が続いています

 

 「この冬、一体どうしたんでしょうねえ」

 

 2月になってもう七日も経ちますが、さっぱり雪が落ちて来ません。ふもとで眺めていると大力山には連日人の影が絶えません。大力山に人影が絶えないことは、この2月の気候が穏やかなこと、そして山での癒しを求める人の多いことを物語ります。

 

 正しく仰げ大力の 雪に輝く空の色

  学べよ高くつつましく 守れ訓えの星と稲

   われらが校舎 この干溝

 

 と、ふもとの干溝小学校の校歌に歌われた大力山、温かな懐を広げ吾が干溝を見守っています。

 

大力山、連日賑わっています

 

一本杉から百八灯山をぶらりと

 そんな長閑な天気の下、私は遠くまで行かれませんでしたので、集落の山一本杉界隈をぶらりと散歩して来ます。奥レク公園「響きの森公園」の泉沢からの一本杉、自宅から徒歩で出かけました。

 響きの森公園の管理棟の前から国道291号線の雪の壁を上るのですが、 いつもの年はこの国道291号線から登り口への取り付きの雪壁が高く苦労するのです。でも、今年は苦労なく上がりました。ここから既にしっかりとした踏み跡があって、この踏み跡を利用させてもらい泉沢の堤から杉林の中を登りブナ林に出ます。

林泉庵からブナ林への踏み跡

 

ここから林泉庵の鐘撞き堂の横からの踏み跡と合流しまして、ブナ林の中を歩きます。

春にはいち早く葉を青くするブナ林

 

 数分でブナ林を抜けて、一本杉への登りに掛かります。この坂から東の方面には鳴倉が見えます。そしてその先トヤの頭から駒の頭、黒禿の頭への尾根も見えます。

鳴倉山からトヤの頭方面

 

一本杉まで息切れすることもなく登って、到着したら、丁度鳴倉方面から降りてきた方々にお会いしました。里山さんたちの御一行様でした。少し話をしていただきました。思いがけない出会いには嬉しくなります。

 

 

遠見山で昼食

しばし歓談の後、私はその奥に向かいます。そして、遠見山の所でカップ麺やパンで昼食にしました。

一本杉から鳴倉山方面

 

魚沼市小出郷の風景

 

簡単にお湯を沸かします

 

こうしてぶらりとやってきて時間を気にせずにのんびりと過ごす時間が持てるようになったこと。そんな今にとても深い感慨を抱きます。

 

桧岳から毛猛山の姿

 

 

 雪のない時期には、アカモノやミヤマウズラの見られるこの場所、もう少し季節が進みタムシバや金縷梅(まんさく)の花が咲く頃には、木の枝に鳥も飛んで来ます。そんな季節を待ちながらずいぶんと長い時間そこで休憩していました。

松林(今では林といえるほど残っていない松)から百八灯山方面

 

 

 しばらくして.腰を上げ、松林から百八灯山方面に下ります。鉄塔を過ぎてそこから鳴倉山と百八灯山への分岐へとわずか登ります。この辺りには集落では早咲きのマンサクが見られるのですが、さすがに今日は早過ぎるようです。

 

 

百八灯山へ下ります

 そして少し登り鳴倉山と百八灯山の分岐です。正面に鳴倉山へのただ一か所、危険な坂がありますが、今日はそれほどでも無くこのくらいの状態なら大丈夫のようです。

鳴倉山ルートの一番急な坂の場所

 

かつては小学校のあった干溝集落

 

 

 

 私は、今日は鳴倉は目指しません。ここから百八灯山を下ります。下りながらタムシバの冬芽や、鷹の爪の冬芽をカメラに収めます。

鷹の爪の冬芽

 

 

 

 出かけ始めたころは晴れていましたが、この時刻になると空は大分曇って来ました。ゆっくりと下り第3体育館脇に出て散歩は終わりです。