こんにちは。ふるりえです。

息子の大学の後期授業が終わり、レポートがあと1つ残すのみとなった今朝、
「あー、後期、終わったね~。なんかあっという間だったね。」と息子。

息子は
「初めてのこと、慣れないことが苦手」
なので、
前期にコロナで「全面オンライン授業」になり、しかも、先生方も慣れないから、
課題の提示が不規則、不十分で、
ずいぶん振り回され、大変でした。

また、息子は「人間関係の構築が苦手」なので、1年次の時(昨年度)はコロナ前なので当然対面だったので、いろいろと人間関係トラブルがあり、これまた大変でした。
(もちろん、いろいろあったからこそ、
息子は成長できたと思っていますが😉)

でも、今年度後期は、10~12月は、オンライン授業と対面授業がだいたい半々くらい。
そして、1月は全面オンラインに。
というわけで、オンライン授業にも慣れてきましたし、ほどよくお友だちとの交流も持て、
密なお付き合いはできずに物足りなさはあったでしょうが、
”とてつもなく大きなトラブル”がなく
終わったので、
「後期はなんかラクだった。」と息子は言ったのでしょう。

私の感覚で言うと、これでもいろいろバタバタで大変だったとは思うのですが、
これまでの息子の学校生活を振り返ったら、
たしかに今年度の後期は穏やかだったと思います。
(だからこうして、ブログを始められたのです😊)


息子はどうしても物事を過敏にとらえ、
ものすごく不快に感じ、
”流せなくなる”
ことが多いです。
多くの人が、うまく流しながらやり過ごしていくようなことも、息子には流せない💧


そこで今日は、これまでいくつもあった
流せず大変だったエピソード
の一部を書きたいと思います。



①息子は中学校では特別支援学級に所属していました。中学校3年間は週1回1時間のみ、個室に登校、プラス試験も個室受験という形の不登校でした。お友だちとの接点もなしでした。ですから、登校したときに対応してくださる先生(主に特別支援学級の担任)が、
”接点のすべて”という状況です。
中1中2のときは、そこそこ先生とおしゃべりできて帰ってこられました。しかし、中3の時の担任U先生。息子との相性が悪かった……

帰ってくるといつも元気がなく、5月後半から「学校に行きたくない。」となりました。
そして、話を聞くと、U先生からの暴言の数々。

「おまえは、2つのことが同時にできない(と一般的に言われているアスペルガーな)んだから、バッグに荷物をしまいながら俺の話を聞くな!」➡(実際にはこういう2つのことなら息子はできます✌)
とか、
「このまま(不登校続き)じゃ、内申書に校長先生のハンコもらえないぞ!」➡(不登校でも、校長のハンコがもらえることは知っています✌)
とか、
「お父さんお母さんは立派なのに、何でおまえはできないんだ!」➡(何をもって立派というのか、根拠がわかりませんし、息子への侮辱としか思えず、私も怒りで震えました💢)
とか……

息子は記憶力がいい(というか、相手が言った一言一句をそのまますべて記憶する、ただしその主旨を正しく理解する事は苦手です)ので、U先生が息子に浴びせた暴言を、私は怒りに手をふるわせながら、すべてメモし、6月に入り、特別支援学級主任の先生に事情を話し、
暴言のメモ(と手紙)も渡し、

「できれば担任(息子が登校したときに対応してくださる先生)をかえてほしい」

とお願いしました。
そして、卒業までその主任の先生が息子の対応をしてくださり、二度と息子はU先生と顔を合わせず卒業しました。(私は、書類手続き等のことがありましたので、何度かUK先生とお会いしましたが。そして、主任の先生とは、今でもお付き合いさせていただいています。息子を応援してくださり、本当にありがたい先生です。)


『アスペルガー息子にとってよき指導者とは』こんにちは。ふるりえです。昨日のブログで”いろんな先生との関わりから、息子にとって好ましい人と好ましくない人というのが見えてきました。”と書きました。そして、…リンク発達障害の息子・夫と幸せに暮らしたい! 

 


②高校3年の時は、英語のS先生。
この先生も、息子に対して
「この点数じゃ、○○大学なんか絶対に受からない!」
とか、
「△△大学(現在通っている大学)も、これじゃ無理だ!」
と、どんどん息子の自信を失わせる発言ばかり。また、英語の授業でも、息子に対してではないものの、他の生徒さんに対して
「こんなのもわからないのか!」
とか、
「おまえらに教えてもムダだな!」
とか、
ある政党の批判
とか、不快な発言が多かったとか。

これも息子は流せず、担任の先生に相談。
すると、担任から「教頭先生に、S先生を指導してもらいました。ほんとにK君にはつらい思いをさせてしまって……」というお言葉。
(高校も、先生方には恵まれました。)
ただし、卒業までS先生から息子は完全無視だったそうです。



①も②も、私が相談した先生の口ぶりですと、「いろいろ(U先生、S先生には私たち同僚も困っていることが)あるんですよ……。」といったご様子でした。
息子の違和感は気のせいではなかったようです。

ただ、こういう場に出くわした場合、
多くの人は
「仕方がない。」
と折り合いをつけてやっているのですよね……



③大学では、先生方の暴言はないものの、
今年度オンライン授業での課題の出され方と
その後の対応で、
息子はお一人の先生に不満と怒りが!
教職科目の先生で、元都立高校校長という肩書きのお方。
「自分は元国語教員なので」と、威圧的に
課題レポートの提出の書式や内容等を
他の先生にはない細かなさで指示。
しかもそれらは、息子にしてみれば意味のないと思われる要求が多く、
それでいてその先生のレジュメは誤字だらけだったり、法律用語の示し方が(法学部学生である息子の判断では)間違いだらけだったり、間違った情報を提供したりと、突っ込みどころ満載なわけです😁
他の学生さんは、そのあたり、成績も絡んでいますので、我慢していたのでしょう。
でも、息子は、教育学部ではなく、法学部から教職を履修している身であるため、成績はふつうにSABCDのどれかがつくことにはかわりありませんが、GPAには絡んでこない身。「SでもCでも、単位さえもらえればK君(息子)の勝ちなんだよ!だから、言いたいことは言うよ!」と。
そして、レポートを提出するたび、(先生のレジュメの誤字はともかくとして)情報や法律用語の誤読、誤認に関しては、質問意見欄に記入して送信していました。が、返信はなし。次の音声講義でもレジュメでも、それらに関する訂正はなし。でした。

そして、最終回のレジュメ。
これがどうも、途中から前期の最終回講義用のレジュメらしく。
問い合わせても返事がいただけず、
しばらく待っても、
先生からお返事だけでなく、
全体の学生さんへの訂正のお知らせもなく、
このまま待っていても、レポート提出締め切りに間に合わなくなるおそれが出てきたため、
とりあえず前期用とわかっていながら、
その前期用の課題をレポートとして仕上げ、
そのレポートと一緒に、
先生にメッセージも送信しました。

「レジュメが間違えではありませんか?という問い合わせにお返事がいただけていない」こと、そして、
「とりあえず自分はこの前期用課題でレポートを締め切り日までに提出しましたから、もし、後期最終回用の別の課題レポートを提出する必要がある場合は、ぜひお返事ください。」
という内容を、

息子らしく、
かっちりとした文体で書いて
先生に送ったところ……

ついに先生からお返事がいただけました。

その内容が
「私のミスで、大変申し訳ございませんでした。K君に指摘されて初めて気がつきました。今、(全体に)新しいレジュメをアップいたしました。K君には、大変ご迷惑をおかけして~~(略)。新しい課題レポートを提出してください。提出期限を延長しました。~」

詳しい文言は覚えていませんが、
なんだか、先生が土下座をしているような映像が浮かんでしまい、
なんとも気分が良くありませんでした。

初回のレジュメから一転、
講義の回を重ねるごとにだんだん先生の指示がトーンダウンしている感じはしていました。
きっと息子の指摘、読んではおられたのだと思います。
前期用の最終回の間違ってアップされたレジュメは、明らかに後期用にくらべて威圧的でした。
さらに、
後期最終回で提示された課題は、
具体的なテーマのある論文ではなく、
ものすごくざっくりとしたテーマの感想文
になっていました。

前期には、
息子のような、
成績を気にせず(恐れ多くも)先生に指摘してくるような変わった😁学生は、
一人もいなかったのでしょう。

息子は別に、人のミスが許せない訳ではありません。

Ⅰ  自分に厳しく他人に寛容な人
Ⅱ 自分にも他人にも厳しい人
Ⅲ 自分にも他人にも甘い(寛容な)人
Ⅳ 自分に甘く他人に厳しい人

息子が許せないのはⅣだけです。
Ⅲについては、むしろ私より息子の方が寛容です。
オンライン授業になって、多くの先生がいろんなミスをしてきます。でも、息子が純粋な気持ちで問い合わせをすると、ちゃんと返事を返してくださり、必要なところは速やかに訂正してくださいます。だから、全く問題ないのです。



もう一つの流せない息子のエピソードは、
明日書きたいと思います。
大変長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。