初・おもちゃ修理 | お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

イラストレーター古田真理子の、子どもと格闘する家庭学習の記録。またはお仕事の記録。

タロウのお気に入りのこのおもちゃ。
ヘビーに使っているので、どうやら壊れてしまったようです。

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いつもはこういうとき、ダンナに直してもらっていたので、

「しょーがないね、またお父さんに修理してもらったら?」

なんて言っていたのですが、あいにくダンナは不在。
(仕事で遅く、毎日子供等とはすれ違い生活なんです)



一刻も早く遊びたいタロウ、父の帰宅を待ってられないと思ったのか、

お母さん、火って何から出来ているの?
「いいの!今日はぼくが修理する!」

と言い出しました。


そうはいっても、コレ…。
私からみてもすっごく複雑な構造をしているのですよねあせる

子供がむやみやたらに分解して、修理して直るとはとうてい思えない!
(そして私の手に負えるとも思えない)


お母さん、火って何から出来ているの?
「えーー、そんなこといっても、難しいよ!? タロウには無理よ。
 お母さんもわかんないし、お父さんを待ってたほうがいいって!」

といくら説得しても、

お母さん、火って何から出来ているの?
「やだ。できる。やるっ!」

と彼も譲りません。


なぜそこまで主張するのか、聞いてみたならば。



「だって、こないだ、同じふうにこわれたんだけどそのときは、おじいちゃんが修理しようとしてくれたの。
お母さん、火って何から出来ているの?

でもやっぱりわからなくなって…
でもぼくがこうしたら、って言って、おじいちゃんがその通りにしたらちゃんと直ったんだ!
 
だからぼく、できる

ですって。
(それは随分前に、ジジババが家に遊びにきていたときの話ですな)


しかもそのときに、
お母さん、火って何から出来ているの?
なんておだててもらって、チョーシづいたらしい。



子供の自信つーものは、どこでつくのか分からないなぁという話。

…なんですけど。


前置きが長くなりましたが、そこまで言うのなら。
じゃーやってごらんよ!
 ということで、やらせてみることにしました。


お母さん、火って何から出来ているの?
「知らないよ!お母さん知らないよー! 壊れてもわかんないからねっ」
(↑しつこい)

と、私はかなりイヤな外野でしたが…



そんな外野の声をものともせず、

「えーっと、この歯車はここに入ってー、このバネがこっちでー、そうかそうかあっ、これがここに入るんだ!」
お母さん、火って何から出来ているの?

なんて言いながら修理開始。
「おかーさん、そこのの歯車押さえて!」
と手助けを要求されたりもしましたが、最終的にはほぼ一人で

お母さん、火って何から出来ているの?

…させちゃいました。

やるじゃん。





私は事前にかなり抵抗しましたが、私が難色を示すことで、彼に事態の複雑さを認識させ、注意力を喚起させることができたのかなと思います。
(自由にさせなかった言い訳じゃなくて!w)

内部構造は、大人の私からみてもかなり複雑で難しかったのですが、タロウ自身も自分が強引に主張した手前、途中で投げ出すこともなかった…のかな、多分。



このおもちゃは、電池を使わず、歯車のみであちこち稼働できるように作られていたのですが。
それにしても、見れば見るほど本当に複雑な構造をしていたのだなぁと! 感心しました。
歯車の回り方、噛み方、そしてあちらを触ればこちらが動くようになっている、など。

タロウにとっても、図らずも 「歯車で出来た構造物を理解する」という、良いきっかけになったようです。





かわいい子には旅をさせよ。

じゃなくて、

かわいい子には、お気に入りおもちゃを分解させよ!?

だったのかしらん。

。。。


ただし、何でもかんでもお膳立てして促すのは、良くないかなと思うのは私の意見です。
特に暴走しがちな子供の場合は(タロウみたいな)
ある程度親が障害になり、難色を示しつつも
ある程度は手綱を緩め、「責任をもってやらせる」という兼ね合いが。大事かなと。
何事もバランスですよね。

ちなみにおもちゃの分解の場合は、万一のために、一工程ごとに写真を撮ると
途中で分からなくなっても慌てずにすむので良いです。
(一応撮ってました…)
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