着陸した! | お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

イラストレーター古田真理子の、子どもと格闘する家庭学習の記録。またはお仕事の記録。


お母さん、火って何から出来ているの?




ハナが通っている、音楽教室なんですけどね。


ずっと、ずーーーーーーーっと、彼女はこんな状態だったんです。

お母さん、火って何から出来ているの?
「私はぜーーったいに参加したくないのよ」「床には決して降りません」的な






それが…


それが…



それが…






お母さん、火って何から出来ているの?













彼女、やっと
床に着陸しました


お母さん、火って何から出来ているの?







音楽教室に通い始めて、はや7ヶ月。
長かった……






これまでの7ヶ月間。
こんなこと もあったりはしましたが、基本はハナやっぱりずっと私にしがみついて離れず、歌も踊りも拒否しつづけていました。
そんな彼女を抱っこし続け、たまに「歌わない?」と誘っては拒否られ、床に下ろそうとしては愚図られた日々。



(ハナは本当にこの教室に通う事がイヤなんじゃないかしら? 無理して教室に通って何になるの?)
迷いも生じましたし、


(教室でただ一人、ずっとこんなに抱っこしつづけていて、ダメなママと思われてない?)
人の目を気にすることもありました。


(ハナのために通っている教室なのに、結局なーんにもやらないし。私だけが踊るなんて)
空しさを感じることもありました。






タロウが小さい頃は、場所見知りなんて無縁の子だったので、こんな苦労があるなんて考えもつかなかった。





習い事教室でグズる子供をあやす親の気持ちは、
習い事教室でグズる子供をあやす親にしかわからない!
(号泣)
いやほんと、苦しかったのよホントに。




でもなぜ、ここで教室を辞めなかったのかというと、彼女は音楽が好きなはず、という私の中での確信があったからです。
音楽教室で聞いている同じ曲のCDを、家でかけると、教室で習ったダンスを楽しそうに踊っていたりもしたので!
今、彼女はこの教室に馴染んでいないだけで、スイッチが入っていないだけで、音楽そのものは好きなはず。
(タロウは音楽行為にそれほどの興味を示さなかったので、教室には入りませんでした)
だから、教室に行き続ければ、もっと新たな楽しさが、見えて来るはず。そう信じていました。







しかしハナはもう、この日以来、スイッチが入ったように音楽教室を楽しんでいる様子です。

お母さん、火って何から出来ているの?
これまでの拒否っぷりがウソのよう。



しかも彼女の表現力たるや、先生も目を見張るほどで、


先生:
「ハナちゃん、これまでずっとお母さんの腕の中でじっと観察し続けてきたから、力を溜めていたのでしょうね」 と。







お母さん、火って何から出来ているの?



今後、「音楽を習い続ける事」が彼女にとってどのように消化され、どういう展開を遂げるのかはわかりませんが。
とりあえずは継続は力なり、で。音楽を楽しめるようになってよかったなぁと。





子供のペースに合わせて、じっとじっと待ち続けることの大事さを、また身をもって学んだような気がします。



。。。


ゆっくり慎重タイプの子供につき合うのって、予想以上に根気がいりますが。
信じて待つと、地平は開けるものなのかも、ですね。
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