タロウ的・地球温暖化問題解決策 | お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

イラストレーター古田真理子の、子どもと格闘する家庭学習の記録。またはお仕事の記録。

あれは、車に乗っていたときだったでしょうか。

タロウが突然

お母さん、火って何から出来ているの?
「ねーおかーさん。 あのさー、地球温暖化(問題の解決)って、簡単なんだよ」


と言い出しました。





5~6歳児の、この頃の子供って、前後の脈絡なく唐突に、彼ら彼女らの疑問や、発見したことを話し出すのですよね。

ほんっとーに、TPO も 前振りも全くありません。 えええ?なに突然いきなり!? って感じ。

でも、それは大人にとっては突然でも、当の子供にとっては突然ではないのかなーと。

ずーっとずーっと、考え続け、心になんとなく溜まっていたことが、突然ひらめいたように発露し、あふれだすのかなぁと思います。




このときも、そんな感じでした。




お母さん、火って何から出来ているの?
「えええ? 地球温暖化問題が? 簡単かなー。 どうして?」




お母さん、火って何から出来ているの?
「だってさ。(地球温暖化問題は)二酸化炭素が多すぎるってことなんでしょ。

 二酸化炭素酸素にするのなんか、簡単なんだよ。

 酸素原子を、ふたつとって~、二つあわせれば、酸素(分子が)できちゃうもん!」




つまりそれは、


お母さん、火って何から出来ているの?

炭素原子酸素原子があわさって、二酸化炭素分子になる、ということから、


二酸化炭素分子をぱかっとわって分解して、酸素原子をとって組み合わせちゃえば。
簡単に酸素分子が出来るから。



お母さん、火って何から出来ているの?


二酸化炭素から酸素を作れる! 
だから地球温暖化問題も、カンタン解決!


ってことらしいです(笑)




そうきたか。




彼の発想は、あくまでも分子ブロックなわけですが。

 (→彼の大好きな分子ブロックの記事は こちら  とか こちら  からどうぞ)



子供ならではの発想に、ちょっと目からウロコでした。





お母さん、火って何から出来ているの?
「そーねー、たしかにね。二酸化炭素分子を分解してまた組み立てれば、簡単に酸素できちゃうよね。
 でも、分子同士の結合って、すごーーく固くてね。なかなかブロックみたいにはいかないのよ。
 まぁ多分、やろうと思えば、できなくはないんだろうけど。
 多分、すごくお金と手間がかかっちゃうんだと思うな。
 それを、地球規模で、たーーーーくさんの二酸化炭素を分解して、くっつけるっていうのは、今の科学技術では多分まだ無理だよねー」



お母さん、火って何から出来ているの?
「じゃーさー、そういうロボットを作って、二酸化炭素から酸素にするようにしちゃえば?」



お母さん、火って何から出来ているの?
「まぁ、でも、そのロボットをどういう仕組みにするか、ってところが難しいんだと思うけど。
 でも、確かにそれは良い考えね~。
 まぁ、今のところは、植物がその役割を果たしているわけだけどね。だから植物ってすごいよねー
 植物で間に合わない二酸化炭素を、そういうロボットがやってくれれば、助かっちゃうかもね(笑)」




なんて話をしていたのでした。






まぁ、荒唐無稽な話なのかもしれませんが、
二酸化炭素が、炭素原子酸素原子の集まりである、ということが認識が、定着していてこその発想だったなぁと。

原子同士の結合で分子が成り立つ、というような化学の話は、彼にとって、ブロック遊びの延長線上のような印象です。

でもすごく好きみたい。

ますます最近、原子や分子の話に興味を持っているようなので。
もっと色々と教えてあげられればいいなぁと、考え出したきっかけでした。





。。。
分子や原子について。子供といっしょになって、私も興味が出てきました。
アラフォーになって、はじめて真面目に化学に取り組み始めた今日このごろ。
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