私が幹事長を務める超党派の「国民の質の高い睡眠のための取り組みを促進する議員連盟(略称 睡眠議連)」の総会を開催しました。

まずは世界的な睡眠学の権威でノーベル賞候補との呼び声の高い筑波大学の柳沢正史教授から、睡眠不足が私たちの生活に及ぼすさまざまな影響をうかがいました。

例えば徹夜明けだと私たちのパフォーマンスは酩酊状態と同程度になるとか、睡眠不足だとワガママになるとか、社員の睡眠時間の長い企業の方が利益率が高いとか・・・。

また柳沢先生が監修したポケモン・スリープが睡眠時間を増やすのにきわめて有効であることもうかがいました。

次に東京大学の岸哲史特任講師から、東大と理化研の「子ども睡眠検診」プロジェクトについて説明してもらいました。

子どもたちは年齢が上がるにつれて十分な睡眠時間をとれておらず、平日の睡眠不足を週末に遅寝遅起きでカバーし、時差ぼけになっているという実態が明らかになったそうです。

最後に日本睡眠学会の内村直尚理事長から、議連として実現をめざしている、現在認められていない「睡眠科」という診療科名標榜実現に向けての取り組みをご説明いただきました。

睡眠に関しては、このところ世の中全体で関心が高まってきていますが、こうして学べば学ぶほど、いかに睡眠が私たち自身にとって、そしてまた社会にとって重要かということがわかります。

私も恒常的に睡眠不足気味ですが、もう少し睡眠を取るように日々、意識していきたいと思います。

是非、皆さまも睡眠を増やすよう心がけて下さい。