先週、何年ぶりかで週刊マンガ雑誌を買いました。
週刊少年チャンピオンです。
AIで作成したブラックジャックの新作を読みたかったからです。
全てAIで作成されたものと思って手に取ったのですが、そうではなくAIと人の手によるコラボ作品でした。
先日発売されたビートルズの新曲も、AIを活用してジョンレノンの声を再生し、存命の他のメンバーとコラボした作品でした。
AIの進歩はすさまじく、AIを活用したこうした話を聞くたびに「こんなことまでできるのか!」とびっくりします。
今後ともAIは私たちの生活のすみずみにまで使われて浸透していくことでしょう。
これは時代の趨勢です。
しかし同時に、人間として生きる力がどんどん弱まってしまうのではないかという不安を感じます。
AIが生活に浸透すればするほど、私たちはAIなしでは生きられなくなりつつあります。
しかし私たちはいついかなる時でもAIが使える状況で生活できるわけではありません。
その時にどうやって生きのびるか。
本格的なAI時代に本当に必要なのは、実はAIが使えない状況でも生きられる、生来、人間が持っているはずの生きる力を取り戻すことではないか。
ブラックジャックの新作を読みながら、そんな思いが頭に浮かびました。