30年前の1993年6月18日は私の人生にとって特別な日です。

この日、私はコロンビア大学に留学するために、成田空港から米国ニューヨークに向けて飛び立ちました。
また奇しくもこの日は、当時の宮澤政権に対する内閣不信任案が、小沢一郎氏など自民党内の一部が賛成に回ったために可決された日でもあります。

それを受けて宮澤総理は衆議院を解散、総選挙となり、選挙後に細川護煕氏を首班とする非自民の細川政権が成立し、いわゆる55年体制が崩壊しました。

私が当時勤めていた大蔵省を辞めて政治家をめざそうと思ったのは、日本を離れてアメリカで生活して気づいた気づきが直接のきっかけですが、同時にこの時、日本の政治が大きく変わり始めていたことも、その背景にはありました。

もしこの時アメリカに行っていなかったら、そして55年体制が崩れていなかったら、おそらく大蔵省を辞めることはなくて、いまでも財務省で働いていたと思います。

その意味で自分がアメリカに旅立ち、宮澤内閣不信任決議案が可決された30年前の6月18日は、私にとって一生忘れられない特別な日です。

あれから30年、いままた大きな政治の変化が起きそうな、いや起こさなければならないと思っています。