京都に移転した文化庁。

先日、文化庁幹部から「今後、党や議員への対応は基本的にリモートでお願いしたい」と言われたので、私から「国会で政府参考人として答弁を求められる場合もオンラインでいいんじゃない?」と言ったところ、「国会はオンラインが認められていないので、答弁が必要な場合には京都から上京して国会に出ます」、しかも「当日、万一、新幹線が止まって国会に出られなくなってはいけないので前日に上京して宿泊します」との話でした。

コロナ禍で私たち国民民主党は他党に先駆けてオンライン国会実現の必要性を訴え、議院運営委員会で一時期議論が行われていましたが、コロナが下火になって議論が止まっています。

そこで一昨日、日本維新の会と有志の会の国会対策委員長で集まった際、私からもう一度オンライン国会実現に向けての議論を再開すること、そしてまずは今回の文化庁のような場合にオンラインによる政府参考人の答弁を認めることから議論を始めることを提案し、合意を得たので、その後に行われた自民党・公明党も含めた国対委員長会談で与党側に申し入れました。

コロナが5類となってようやく以前の生活が戻りつつありますが、少なくとも国会のあり方は今回のコロナ禍を教訓にして、次に同じような危機がきた時にきちんと対応できるように変わらなければなりません。

いざという場合のオンライン国会の実現などはそのひとつです。

その第一歩として文化庁が政府参考人として答弁する場合についてはオンライン答弁を認めることぐらいは、なんとか実現したいと思います。