赤坂宿舎で寝ていたら早朝、大きな揺れで目が覚めました。

千葉で起きた強い地震による揺れです。

しばらくして宿舎の館内放送が入り、地震の影響でエレベーターが止まっているとのこと、「復旧した」との館内放送が入るまで1時間以上かかりました。

地震が起きたのが早朝で、まだエレベーターを利用する人が少なかったので、それほど不便を感じる人はいなかったと思いますが、もう1時間くらい遅かったら、朝の出勤時間と重なって大変だったと思います。

私の部屋は6階なので、エレベーターが止まっても階段で昇り降りはできますが、高層階となるとそうはいきません。

高層マンションの高層階は平時は景色がよくていいのですが、地震の際には揺れは低層階より大きくなるし、エレベーターが止まると身動きを取るのが非常に難しくなります。

高層マンションの人気は高く、最近は地方都市などでも高層マンションが建設されています。

ただ高層マンションは地震の時だけでなく、長期で考えた場合のリスクもあります。

それは維持管理がきちんとなされないと、建設から何十年も経つと劣化が進み、かといって建て替えは困難なので、そうなると次第に入居者が減ってスラム化するリスクです。

どれくらいの人がこうしたリスクをきちんと認識して高層マンションを買ったり、住んだりしているのでしょうか。

私は以前、この問題を国土交通委員会で取り上げましたが、この問題に対する世の中の認識は低く、政府などもほとんど対策を講じていません。

しかしこの問題はいつか時限爆弾のように顕在化します。

引き続き、警鐘を鳴らしていきたいと思います。