日本はいま本格的な人口減少時代に突入しています。

今後、数十年にわたって人口が減少し続けることは、少子化対策を行なって出生率が上昇しても、あるいは海外から外国人を受け入れたとしても避けることのできません。

そしてこの人口減少が現在、日本が直面するさまざまな課題の根源にあります。

その意味で人口減少は「静かなる有事」であり、私たちはこの有事の中で生きているのです。

一刻も早く人口減少に耐えうる社会にしなければなりません。

そのためには人口減少を前提とした社会経済基盤の再構築と出生数減少を緩和するための少子化対策・子育て支援策の二つの人口減少対策を並行して行うことが必要です。

そこでこの二つのうち、人口減少を前提とした対策について考える、超党派の「人口減少時代を乗り切る戦略を考える議員連盟」(略称 人口減少戦略議連)を先日立ち上げ、野田聖子さんが会長、私が幹事長に就任し、特別顧問を、人口減少問題を扱いベストセラーとなった「未来の年表」の著者であり、人口減少を「静かなる有事」という言葉で初めて表現した河合雅司さんにお願いして、ご就任いただきました。

この議連では国会議員だけでなく、地方議員や若手官僚、学生等、幅広い人たちに参加を呼びかけます。

是非、皆様も「人口減少問題」に関心を持っていただき、私たちの取り組みにご協力いただきたいと思います。