まもなく3月11日。

東日本大震災から12年を迎えます。

毎年この日が近づくとあの日のことを鮮明に思い出します。

当時、私の地元名古屋ではリコールで市議会が解散となって出直し選挙が行われており、市会議員候補の応援で地元にいました。

地震が起きた時は守山区内を車で移動中、突然、車が大きく横揺れし、最初は車が故障したのかと思いました。

横揺れが収まって選挙事務所について初めて東北で大きな地震があったことを知りました。

ゆらゆらと長く続いた揺れで、事務所にいた人が何人も気分が悪くなっていました。

名古屋の震度は4。

「東北で起きた地震なのに名古屋でこれほど揺れるとは、これはただ事ではない」と思ったことをよく覚えています。

しばらくすると大津波が街に押し寄せる光景がテレビに映し出され、そこにいた誰もが言葉もなく呆然としてテレビ画面を見つめていました。

いま思い出しても戦慄が走ります。

被災しなかった自分でさえこうなのですから、まして被災された方々にとってあの日の記憶は、思い出すことさえ耐え難いことだろうと拝察します。

あらためて犠牲になった方々のご冥福を心よりお祈りするとともに、被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。

はたしていま私たちは、あの大震災から得た教訓を踏まえた暮らしを日々、送っているでしょうか。

いま一度、自分たちの生活を見つめ直したいものです。