平成の初め、リクルート社の未公開株を政官財の多くの有力者が譲り受け、その一部は収賄で逮捕されるという、一大疑獄事件がありました。

いわゆるリクルート事件です。

この事件をきっかけに政治家に対する国民の不信感が大きく高まり、それがその後行われた一連の政治改革が始まる契機となりました。

連日、新たな事実が発覚し、関係者が増え続ける旧統一教会を巡る問題を見ていて、私はこのリクルート事件を思い出しました。

今回の一件で、すでにかなり高まっていた政治や政治家に対する国民の不信感はさらに増幅しています。

これを契機にこれまでの政治のあり方をもう一度、根本的に見直さなければなりません。

そのためにもまずはこの問題について事実を明らかにし、幅広い角度から議論して、必要な対応策を立法措置も含めて取るための特別委員会を国会に設けるべきだと思います。

リクルート事件の際には「リクルート問題に関する調査特別委員会」が設けられました。

同じように今回は「旧統一教会問題に関する調査特別委員会」を設置して、そこで必要な議論を行うべきです。

早急で党内で議論し確認した上で、国会対策委員長として他党に特別委員会の設置を提案したいと思います。