安倍元首相の襲撃事件の背景に旧統一教会の存在があることが判明しました。

私はこの機会にあらためて宗教法人のあり方について議論する必要があると考えます。

まず大前提として憲法で保障されている「信教の自由」は守らなければなりません。

特に自分の心のうち、すなわち「内心の信仰」については、どのような信仰であれ、「思想・良心の自由」と同様に守られなければなりません。

しかし宗教法人が行うさまざまな行動については、他者の権利や利益に対して現実的・具体的害悪を及ぼすものまで、守る必要はありません。

霊感商法はその典型です。

また宗教法人を脱税の隠れ蓑に使う場合なども同様です。

こうした宗教法人の問題行動については、厳しい対応をとるべきです。

私は社会が不安定となり、不透明な時代だからこそ、信仰を必要とする人も多く、また宗教が果たすべき役割は大きいと考えています。

だからこそ、真面目に本来のあるべき宗教活動に取り組んでいる宗教法人のためにも、宗教法人のあり方をいま一度議論した方がいいと思います。