国民民主党は政府提案の予算案に賛成することとしました。
これはひとえに私たちが提案する政策を実現するためです。
私たちは今の日本に必要な具体的な政策を他のどの党よりも提言しているという自負があります。
だからこそこうした政策をなんとしても実現したいのです。
しかし私たちは少数政党です。
自分たちだけでは政策実現ができません。
そこで先の党大会でも「政策本位で協力できる政党とは与野党を問わず連携していく」ことを、党の基本方針として確認しました。
今回、私たちが昨年の総選挙の時から公約の柱の一つとして掲げてきた高騰するガソリン価格引き下げのためのトリガー条項の凍結解除について、岸田総理はその実現に向けて具体的検討を始めることを予算審議の過程で表明しました。
これは私たちの公約実現につながるチャンスです。
このチャンスを逃さず、必ずトリガー条項凍結解除を実現させるべく、政府与党に圧力をかける手段として、私たちは政府の予算案に賛成することとしました。
予算案に賛成することは、一般には「与党にすり寄った」と厳しい目を向けられることです。
しかし私たちはこうした厳しい批判を受けてでも、予算案賛成をテコに政府与党に詰め寄り、政策実現をめざす道を選択しました。
今後、政府与党に詰め寄るのはトリガー条項凍結解除だけではありません。
ヤングケアラー法案などのすでに提出した法案や、これから提出予定の総合経済安全保障法案など、私たちの提案する政策を、予算に賛成したのだからこちらの提案も受け入れるよう、強く与党に対して求めていきます。
これからが本当の正念場です。