新型コロナウイルス対策でこの間、行われてきた政府の対策は、その多くが「思いつき」「丸投げ」「従来通り」で、とても国民の気持ちに寄り添って対策が行われているとは言えません。

また費用対効果もまったく考えられていません。

安倍総理や麻生副総理のポケットマネーならばまだしも、こうした対策は全て国民の税金か借金で賄われているものです。

にもかかわらずアベノマスクなどは、配布されたマスク自体も配布されたタイミングもどちらも多くの国民の不評を買ったにもかかわらず、財務大臣でもある麻生副総理は「一定の効果はあった」と自画自賛。

もちろん配らないよりは配った方がマシではあったかもしれませんが、それが何百億円もかけて行うべきものだったかといえば、それはそうではないと思います。

また不安と混乱の中、強行スタートを切ったGoToトラベルキャンペーン。

8月スタート予定を前倒ししたことでも現場は混乱していたのに、さらに東京除外となってますます混乱、その上キャンセルが殺到し、このキャンセル料について、赤羽国交大臣は当初「補償はしない」と言明しながら、一転、「全額補償する」ことに転換し、これでまた現場は大混乱。

そもそもこうした一連の混乱を招いただけでも責任重大な上に、これまた国民負担で多額のキャンセル料を支払わなければならなくなった責任はきわめて重いものです。

未曾有の危機であっても、それだから許されることとそれでも許されないことがあります。

現政権はその区別ができていません。

それができない政権に国民負担をお願いする権利はありません。