不撓不屈(ふとうふくつ)。

14年ぶりのマスターズ優勝で“奇跡の復活”をとげたタイガー・ウッズを見て、私の頭に最初に浮かんだのが、この言葉です。

「不撓不屈」とは、どんな苦労や困難があっても決して諦めることがないことを意味します。

栄光の絶頂から一旦どん底に落ちながら、そこからの復活は多くの人に感動を与えました。

タイガーはインタビューの中で「決してあきらめなかったから」と言った趣旨のコメントをしていました。

「決してあきらめない」。

私はこの言葉にタイガーの天才たる所以を見た思いがします。

ふつうの人ならあれだけ落ちぶれれば、どこかで「もういいや」、「仕方ない」とあきらめるところです。

しかしタイガーはあきらめませんでした。

だからこそ今回の奇跡の復活があったのです。

「不撓不屈の精神を持っていることこそが天才なのだ」。

今回の偉業はそのことを私たちに教えてくれているのではないでしょうか。