来年度予算が成立しました。

97兆7000億円あまり。

6年連続で過去最高です。

アベノミクスで景気が良くなったと自画自賛している安倍政権ですが、これだけ財政を拡大し、その上、日銀にどんどんお札を刷らせて、それでいてこの程度の好景気というのは、いかがなものでしょうか。

こうした政策に伴う副作用などを考えたら、はたして費用対効果の見合う政策なのか、大いに疑問です。

アベノミクスは「三本の矢」からなると言われてきましたが、これまで行われてきて一定の効果を上げたと思われるのは、ほとんど第一の矢である金融政策と第二の矢である財政政策です。

しかし現在の財政政策や金融政策はずっと続けられるものではありません。

いずれは政策変更が求められます。

その際、このままだと大きく景気が落ち込みかねません。

肝心要の第三の矢、成長戦略の実現は、いったいどこに行ってしまったのでしょうか。