田中角栄元総理は大蔵大臣に就任した際、職員に対して次のような有名な訓示を行いました。

「私が田中角栄だ。

ご承知の通り小学校高等科卒だ。

諸君は天下の秀才揃いで、財政のエキスパートだ。

しかし、私は素人ながらトゲの多い門松をくぐってきたので、実際の仕事の要領は心得ている。

仕事を上手くやるには、互いのことをよく知ることが大切だ。

大臣室のドアはいつでも開けておくから、上司の許可は得なくても良いので話に来てくれ。

出来ることはやる。

出来ないことはやらない。

仕事は思いっきりやってもらいたい。

責任はこの田中が持つ。

以上。」

大臣たる者、部下である官僚に対する接し方はこうあるべきではないでしょうか。

財務省の文書改ざん事件で責任を官僚に押し付ける安倍総理、麻生副総理には是非、田中元総理を見習ってもらいたいものです。