横浜でマンションデータ偽装が明らかになりました。

耐震偽装から10年。

またもやこのような偽装が行われるとは・・・。

もう20年以上前に、銀座のソニービルや霞ヶ関ビルを設計した建築士の芦原義信先生から「日本の建築は外から見えないところにまで一切の妥協なしできちんと仕事をするところにある」という話を聞いたことがあります。

「さすが日本の職人は違う」と感心したことを覚えています。

ところがこうした不祥事が繰り返されるのを見ると、「もはや日本の現場には“職人魂”を持つ人はいないのか・・・」とさみしい思いがします。

かつて「日本人は“恥の文化”である」と言われましたが、繰り返される偽装を目の当たりにすると、その背景に日本人の中での“恥”という意識の希薄化があるような気がしてなりません。