本日は、千代田町内の台風による被害状況を見て回りました。


このたびの台風10号、その暴力的な規模などが大きく報道されていたことで、事前に対策を取られたところが多かったことが幸いし、大した被害も無かったようでホッとしました。


もう4日も前からこんなに繰り返し注意喚起があったことも珍しく、スーパーの水やカップ麺が売り切れるだけでなく、ホームセンターのコンパネや養生テープまでが売り切れる事態に。


皆さん念入りな準備をされていた現れでしょう。

また、各所に開設された避難所にも多くの家庭が避難されていました。


本日、たくさんの方々にお話を聞かせていただきましたが、そこで何度も出てきたワードは

『台風17号19号』

です。


平成3年9月に連続して佐賀を襲った台風。


その時、とても大きな被害が出ました。当時、私は高校生でしたが家の瓦が座布団のように飛び交っていたことを覚えています。


「あの台風17号19号ば覚えとるけん、今回はかなり用心したよ」


という声が多かったです。


実際に大きな被害が出ているところもあるので、軽々しく言うことは控えなければならないのかも知れませんが、本当に地元の被害が少なくて良かったです。


田んぼのほうはというと、、、


うるちは、もう稲穂も揃っていたので倒れるのが心配でしたが、倒れているところはほとんど見かけませんでした。まだ時期的に稲も身が詰まっていなくて軽かったのが幸いしたようです。


ただ、もちのほうはちょうど花の時期。

倒れてはいませんが風で擦れて花や葉先が痛んでいました。減収にならないよう祈るばかりです。


大豆の様子は、こちら。


アスパラガス農家やイチゴ農家のほうも、ビニールハウスの管理で大変たったようです。

例えば、アスパラガスでは、ビニールを剥がないと風でハウスが倒壊してします恐れがありますが、ビニールを剥いでハウスを裸にしてしまうと、中のアスパラガスの株が直接風に晒されて痛んでしまう恐れがでます。
なかなか悩ましい問題です。

今回の台風対策では、多くのハウスでビニールを剥いでおられました。