昨日、新型コロナウイルス感染症対策等特別委員会が開催されました。


参考人として、新型コロナ関連で最近ではテレビなどにも出演されている佐賀大学医学部の青木先生をお迎えし、現状・対策と今後の課題について説明していただきました。


説明後、各会派代表の委員からの質疑。

検査体制の今後という質問では「PCR検査については専門的視点と一般的な視点がある。偽陰性や検査をした時点での結果にしかならないため『陰性証明』にはならない。しかし、『不安解消』のための検査も必要と考えている。」とのことでした。


その他にも、「医療機関への支援のあり方」「情報の出し方・受け方」「今後の新型コロナウイルスとのつきあい方」「医療機関や高齢者施設等の感染予防対策」「新型コロナウイルス感染症には後遺症があるのか?」「保健所の体制」「免疫力について」「再陽性について」「新しい検査法について」「インフルエンザへの同時感染はある?」「接触確認アプリをどう思うか」「現時点での振り返り」「過度な除菌・滅菌の人体への影響」など、それぞれの質問に対して、端的に明確に答えていただきました。


全体を通して印象に残った言葉としては、

「一般の医療機関では、新型コロナを恐れるあまり診てもらえないという事例があった。一般の医療が出来ないということではマズい。恐れ過ぎるのは良くない」

「空気中にウイルスが蔓延しているわけではない、広いところで散歩するとか運動するといったときにマスクは必要ない。いまの佐賀県においてマスクをしていない人を白眼視するのはいき過ぎ。心配な人が付けていればいいこと。メディアも煽り過ぎている」

「ワクチンが出来たとしても劇的な効果は期待出来ないと思っている(例えば、インフルエンザのワクチンは5割程度しか効果が無い)。咳エチケットや手洗いといった『標準予防策』をしっかりと習慣化していくことこそが大切と思う」

などありました。


気を緩めてはいけませんが、恐れ過ぎることなく、咳エチケットと手洗いの徹底をしながら、これからみんなで『新しい生活様式』を創っていくことが大切なんだと思います。