平成28年12月15日(木)

本日、たまたま目にした記事。

〈記事からの抜粋〉
12月定例会の一般質問で、94歳の男性が傍聴席から質問しようとする珍しい一幕があった。男性は一般質問を「一般人も質問できる時間」と勘違いしたためだったが、住んでいる集落の課題を訴えようとした口調は真剣そのもの。遍路道の案内看板の設置などを求め、町は対応を検討する。

 男性は、住民わずか2人という同町下分の釘貫集落で1人暮らしをする山本晃さん。杖をついて議場の傍聴席に現れ、町議4人が質問を終えたころ、挙手して発言を始めた。議員も町幹部も面食らった様子でしばらく静観していたが、町職員が近寄り、一般質問の仕組みを説明した。

 山本さんが訴えたかったのは、町道鍋岩釘貫線と遍路道・地中左右内線の合流点で道を間違える歩き遍路が多いため、看板を設置すること。道路や橋の修繕も要望しに来たという。


釘貫集落は、町議や町長を見ることは「選挙の時ぐらい」。お遍路さんが迷う姿を見て「自分で言うしかない」と思い立ち、知人の車で議場がある役場まで来た。

 神山町議は2015年12月から定数が2削減されて10人となり、住民の声が届きにくくなっているのか、議会や町がすくい上げる努力をしていないのか。町は”質問“を受け、集落を訪れて状況を確認する。


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勘違いとはいえ「自分が言うしかない」と意を決して本会議場(の傍聴席)に乗り込まれて、議会で発言なさった94歳の御仁の行動に考えさせられましたm(_ _)m。

議員削減によってこういった声が届かなくなることは避けなければなりません。

http://www.topics.or.jp/localNews/news/2016/12/2016_14816797641514.html