1月12日(月)。

佐賀県知事選挙。
昨夜、結果が出ました。
山口新知事の誕生です。
佐賀県の将来のために、これから存分に手腕を発揮して頂きたいと思います。
宜しくお願い致します。


しかし、投票率が54.6%とは、、、。


この投票率についてちょっと語らせて下さい。

投票に行かないことを正当化する全ての理由は、理由になっていないと思っています。
「行かない権利」なんて誰が言い出したのでしょうか?
そんなの認めたくありません。

選挙に行かなかった人には、可能であれば投票用紙に記された文字を見てもらえれば伝わるものがあるのかも知れません。

震える手で書かれた文字、ためらいためらい書かれた文字、力強く書かれた文字、怒り任せに書かれた文字、すがるような気持ちが伝わって来そうな文字、、、そこには、いろんな思いを込めて書かれた文字があります。

死の床に就く直前に投票だけはと無理を強いて投票に行かれた方、乳母車を押して長い道のりをゆっくりゆっくり歩いて投票に行かれた方、名前を忘れたらいけないからとメモ用紙をくしゃくしゃに握りしめて投票に行かれた方、、、いろんな方々を私は知っています。

そんな重い重い一票を投じる権利を皆さん一人一人が持っているのです。

投票は、誰のためにするのでしょうか?

政治家のため?
ありえない!
有権者一人一人のためです。
みんなの街の将来のためです。

政治家を懲らしめるために投票に行かない?
ありえない!
誰かが得をするだけです。

入れたい人がいないから投票に行かない?
ありえない!
そんな人は、どうしても任せてみたいと思える人を擁立するか自分で立候補するか一度考えてみるべきです。その視点に立ってみると初めて気付いてもらえる部分があるかも知れません。

特に、数日前に中国から来ている留学生と選挙について語り合ったものですから、余計にいろいろ考えてしまいました。

ご存知のように中国では選挙権が認められていません。

つまり、選挙したくても出来ない若者と県知事選について、投票率について、選挙権について語り合いました。

すぐ近くにも選挙権が認められていない国があるんです。

また、私が以前働いていた会社には工場がありました。
その工場(栃木県那須塩原市)で雇っていたペルー人労働者達は、大統領選があるとなれば投票するためだけにみんな揃ってペルーに帰国してました。
その時は「え?マジか?そこまでするのか?日本からわざわざペルーまで?、、、」とビックリしましたσ(^_^;)。
そのくらい彼らは選挙権に対する思いが格段に違いました。

選挙権について、もっと真剣に考えるべき時が来ているようです。