最近寒波が来るせいか野菜が値上がっています
寒いせいかハウスモノも生育が遅く
野菜価格に反映し値上がり
関東ではビックリするような価格でスーパー店頭へ
私が住む松江も昨日の夕方から今朝に掛け
雪が積もりました
この季節は松江名産の「津田かぶ」のかぶ漬けが美味しい季節ですが
マネーの世界では・・・
株式市場は冬の時代を迎えたようです
東京証券取引所第１部の売買代金は１兆円割れが当たり前に・・・
この様な薄商いは海外も似たり寄ったりらしいそうです
ニューヨーク証券取引所（ＮＹＳＥ）の昨年の売買高は前の年に比べて１割り減
生き残りをかけて
東京証券取引所は大阪証券取引所と合併を目指し
ＮＹＳＥを傘下に持つ米ＮＹＥユーロネクストはドイツ取引所との合併を目指す
しかし
米独合併に対しては欧州当局が独禁法を盾に取り難色を提示
なかなか証券再編は簡単なようではないようです
しぼみゆく東京市場を活性化する方法は？対策は？
世界では今後
株式取引に対する規制強化の逆風が一段と強まる見通し
国家債務危機の欧州は市場の投機的な動きを防ぐため
金融取引税の導入を検討しているようです
アメリカでは金融規制改革法（ドッド・フランク法）に基づく
銀行の事故勘定取引とヘッジファンドへの投資制限の具体化を
今月１１日付け外電に寄れば
米商品先物取引委員会（ＣＦＴＣ）が試行案を承認
具体化に向け一歩前進
東京証券取引所の株式売買に占める外国人シェアは６割強
海外マネーの萎縮は日本株の躍動感を奪うようで
１月４日からの大発会から昨日の１１日まで日経平均株価は
一日平均変動率（前日と比べた騰落率の絶対値の平均）は０．７８％
昨年の１２月の１日平均０．９４％を下回り、更に値動きが鈍く・・・
企業が現預金を大量に抱え
資本調達の場としての市場の役割も急低下
日本証券業協会が上場企業・投資法人を対象に集計した
公募増資などによる資本調達額（国内外での調達額合計、新規公開や新株予約券権付社債含む）は
昨年１１月までの年間累計が１兆７６８億円
１２月は年間合計が大型案件（韓国系オンラインゲーム大手ネクソンの新規上場）があり１兆２０００億円前後と
２０００年以降の最低水準にとどまったようです
市場関係者からは
東京市場の存在意識が問われかねないとの悲鳴にも似た声が・・・
では
東京市場の活性化には何が必要か？
世界取引所連盟（ＷＦＥ）のデータを参考に東証の実力は？
東証に上場する企業の時価総額は約２６０兆円
ニューヨーク、ナスダックに次ぎロンドンと並んで３位グループ
ところが上場企業１社当たりの平均時価総額だと約１４億ドルで
香港と並んで１２位グループに後退するそうです
ニューヨークは４９億ドル、スイスは３９億ドル、ブラジルは３３億ドル
上海が２６億ドルだそうですので半分当たりにとどまるようです
それは
上場企業は多い割りに時価総額が少ないため
東京市場を相対的に見た場合の世界の投資家からの目に映るのは
大型優良株の少ない中型株の集まりだそうです
日本企業の経営効率は悪いと指摘が多いようです
米金融情報サービスのファクトセットのデータを基にＱＵＩＣＫが算出した予想ＰＥＲ（株価収益率）は
日本が１５倍、アメリカが１３倍、インドが１２倍、ドイツと上海が１０倍、ブラジルが９倍
予想ＰＢＲ（株価純資産倍率）は
日本が０．９倍に対して
インドが１．８倍、上海が１．６倍、米国が１．５倍、ブラジルが１．３倍、ドイツが１．２倍
ＰＥＲの高さは利益水準の低さを、ＰＢＲの低さは遊休資産の多さを表すそうです
非上場ならある程度
利益率を犠牲にして株主以外のステークホルダー（利害関係者）に
利益分配を厚くしても文句は言われないそうですが
上場している限りは利益率の改善は投資家への責任だそうです
国際会計事務所のＫＰＭＧによれば
韓国は上場するための形式要件に
自己資本利益率（ＲＯＥ）を採用して
経営成果についても税引き前利益でなく純利益を基準
その事は株主配分をより重く見るためだそうです
冬の時代からの脱出は？
東京市場のプレステージ（地位）向上のために
上場基準を見直す必要性が高まっているそうです
市場の信頼回復のためには市場から退出すべき企業の選別基準を厳しくする
一方で
円高を利用した海外からの優良企業の上場誘致
市場の濃縮化と新陳代謝の促進が復活のキーワードらしいです
参考元：ＰｏｗｅｒＦＰ
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