いつもご覧いただきありがとうございます!
本日はPDFファイルなどでよく使われるAdobe系ソフトウェアにて、
部数を設定しているのに反映されないという現象が発生する場合があるのでお伝えしたいと思います。
現象
以下のようにAdobe Acrobat Reader等で部数を設定しているのに反映されない…といった内容です。
▼以下の例では1,000部指定

原因
Adobe系のソフトウェアについては部数に上限が設けてある為でした。
例えば、1,000部以上を指定すると…、

Adobe Acrobat Readerであればこのようにワーニングが表示され、
強制的に「1」部に戻される仕様のようです。
▼このような感じ

なお、こちらについてはソフトウェア側の制御になるのでいくつかのプリンターメーカーのドライバーで試しましたが結果は変わらずです。
対処
Adobe系のソフトウェアを使用する場合は「1,000部」以上の指定をせずに印刷指示をするしか無いようです。
1~999部までであればエラーにならずに印刷可能でした。
なお、余談の方に1,000部以上で印刷できるアプリや手段を調査してみた結果も載せてますので参考にして下さい。
私もユーザーからの問い合わせでなんとか1,000部以上にする方法が無いか...というところから確認しています。
※余談は各アプリケーション等の挙動を紹介しているので長めです。。
余談(主要アプリ挙動チェック)
部数でよく印刷する主要なアプリケーションで1,000部以上の印刷が出来るか確認してみた結果も掲載しておきます。
挙動や1,000部以上でどうしても印刷したい場合の参考等にしてみて下さい。
目次
1.Microsoft Edgeの場合
2.Google Chromeの場合
3.Brave(ブラウザ)の場合
4.Adobe Illustratorの場合
5.Adobe InDesignの場合
6.Adobe Photoshopの場合
7.Microsoft Wordの場合
1.Microsoft Edgeの場合
PDFで1,000部したいとなった場合、
簡単に思いつくのはブラウザのPDF機能ではないでしょうか。
Microsoft Edgeで試してみた結果は以下の通りです。
▼印刷画面

うーん。
残念ながらこちらも「999」が限界のようですね。
Edgeの場合は赤字で知らせてくれるようです。
2.Google Chromeの場合
最近のブラウザであればPDFを開けるものが多いですので、
主要なブラウザであるGoogle Chromeについても確認しました!
部数設定するには少し手順を踏む必要があるので手順付きでお伝えします。
①Ctrl+Pキーなどで印刷を立ち上げる

②[詳細設定]をクリックし[システムダイアログを使用して印刷]をクリック

③右下にある[部数]から数値を設定する

...と、こんな感じで設定画面まではいけるのですが、
結局部数を例えば「1000」と入力しようとすると、
「100」で止まってしまう仕様でした...。
画像では「999」までは最大で入力できましたが、
4桁目の数値を入力しようとするとそれ以上は進めない仕様になっていました
(特にエラーや警告等も無いまま"3桁"で止まる感じです)
…ですが!
試しに画像のように「999」まで入力した後に、
右に付いている「上下ボタン」を使って上を押してみると…、
▼実際の画面

おおっ?!
キーボードで入力しても全く反応してなかった"4桁目"が出現して1,000部以上の指定ができたまま「印刷」ボタンも押す事ができました


ただ、本当にプリンター側でこの部数で受信しているか不安だったので、
プリンターに実際に送って確認してみると…、
▼とあるプリンターの部数表示だけ抜粋

ちゃんと1,000部以上(画像では1,040部)で認識して1,040部まで印刷しようとしてくれました!!
※紙が勿体ないので全部出力までは出来ませんでしたが...
ちょっと裏技っぽいですが、
PDFで1,000部以上の印刷指示を行いたい場合は試してみても良いかもしれませんね
※動作保証外でお願いします。。。
3.Brave(ブラウザ)の場合
こちらは私がよく利用しているBATと呼ばれる仮想通貨が貯められるブラウザもついでに検証しました。
BraveやBATについてはこちらの記事で紹介しております。
▼過去記事
さて、結論から申し上げると「Google Chrome」と同じやり方が出来ました
Braveを利用している方も「Google Chrome」で紹介している手順を踏めば1,000部以上の印刷ができるかと思いますよ。
4.Adobe Illustratorの場合
さて、Adobe系のソフトウェアは1,000部以上の印刷ができないのか確認する必要があるので、
主要な部数指定でよく使われるアプリケーションを中心に確認してみました。
では、実際に印刷画面で設定してみると、
▼テストで「1000」部で指定

入力まではできますが、
部数から離れると…、

こんな感じで強制的に「999」が上限であるかのように数値が変わってしまう仕様のようです。
Illustratorについては色々やってみましたがAdobe Acrobat Reader等と同様に「999」が上限のようですね。
5.Adobe InDesignの場合
冊子など作成する際によく用いられるAdobe InDesignも部数指定はよくあると思います。
こちらではどうなるのか試してみました。
結果は、

こんな感じでAdobe Acrobat Readerなどと同じようにワーニングが表示され、
「1~999」までであることを警告される状況でした。
残念ながらAdobe InDesignについても部数は「999」までという結果でした。
6.Adobe Photoshopの場合
多原稿で用いることはあまり無いと思いますが主要なアプリケーションのひとつであるPhotoshopでも確認してみました。
実際の印刷画面に入って部数を入力してみると、

このような感じで1,000部以上の指定でも設定値を保持してくれていました!
その後に[プリント]をクリックすると、
「Google Chrome」などと同じようなウインドウが立ち上がり、
そちらでの部数表示は「1」となっていましたが構わず[印刷]をクリックした結果は「1部」だけ受信している状況でした。。
あれ?やっぱり反映しないのかなぁ、と、
もう一度[プリント]をクリックするとウインドウが立ち上がることなくそのまま印刷できました。
その後は原稿を変えたり、
プリンタを変えてもみましたがウインドウが立ち上がることは無くなり、
設定した部数通りに挙動しようとしてくれます。
※もし私のようにウインドウが立ち上がった方は何度か試すと部数指定できるかもしれません。
ただ挙動が通常の部数印刷と異なる挙動をしているのでお伝えしますと、
Photoshopのこの部数機能を使った場合、
Photoshop側で例えば「1,000部」で指定した場合、
原稿1ページであれば「1,000ページ分」の原稿としてデータを送ろうとする挙動でしたので印刷前のデータ生成にめちゃくちゃ時間が掛かる状態でした。。。
仮に10ページ原稿を1,000部とした場合、
通常は10ページ分のデータだけ送ります(部数は1,000部という情報を付与)が、
Photoshopの場合は10,000ページデータとして送ってしまうのでデータ生成と転送に時間を要するので印刷用アプリケーションとして用いるには難点があるかなと思います。。。
できなくはないけど現実的ではない…という具合ですかね。
7.Microsoft Wordの場合
最後にPDFでは無いですが文書アプリとしてメジャーなWordは1,000部以上の指定ができるか試してみました。
結果はあっさりと1,000部以上の指定が可能でした!
▼実際の画像

エラーも特になく1,000部以上の指定が可能です。
試しにWord文書を1,000部指定でPDFファイルにしてみると、

このようにAdobe Acrobat Readerで開いて確認してみても「1,000ページ」存在することが確認できました。
※1ページ原稿を1,000部指定なので1,000ページ
なお、10,000部でも可能でした。

・・・
ただ、PDF文書という訳ではないので参考としてですが、
Adobe系のソフトウェア特有の制限っぽいのが垣間見えますね。。
もしくはPDF特有の仕様かもしれませんがとりあえず回避策はありそうです。
以上、長々と紹介しました。
皆様のご参考になれば幸いです