今回はchromeOSにおける"PINGコマンドを使用する方法"についてお伝えしたいと思います
WindowsやMacではお馴染みですが、chromeOSにはコマンドプロンプトやターミナルといったユーティリティが見当たらないので"使用出来ない!"と思われている方も多いようです
そこで今回はPINGコマンドを利用する為の手順についてご紹介いたします
PINGとは
そもそも"PING"とは何?という方の為に少しお伝えすると、ネットワーク接続が出来ているか(返答・リプライがあるか)、速度などの品質を確認する為に用いるコマンドです
私もよくネットワーク障害や出力系の障害、サーバーとの通信などの問題にも非常に良く用いるコマンドなので、是非覚えておくと便利なコマンドになります
それでは、chromeOSのPINGコマンドについてお伝えする前に他OSでの使い方を少しおさらいしておきましょう
WindowsにおけるPING
▼参考:Windows10
[コマンドプロンプト]を開く(またはWindowsキー+Rキーの後に"cmd"と入力してOK) > "ping IPアドレス" と入力してEnterで実行できます。
◎参考例では通信が取れている様子が確認できます
×通信出来ていないとこんな感じ
macOSにおけるPING
▼参考:macOS13
[ターミナル]を開く([移動] > [ユーティリティ] > [ターミナル]) > "ping IPアドレス" と入力してEnterで実行できます。
◎通信出来ていればこんな感じ
×通信出来ていないとこんな感じ
ちなみに、Windowsはデフォルトで4回pingを打ちますが、macOSは打ち続けるので"ctrlキー+Cキー"で止める事ができます。
これはWindowsも共通になります。
なお、ここではオプションのコマンド(回数指定とか止めるまで打ち続けるなどあります)は長くなるので割愛しています。
最低限ここまで覚えていれば通信確認はできますので
LinuxにおけるPING
▼参考:Linux(Ubuntu22.0)
Linuxは少し丁寧にご説明しますね(画面がちょっとわかりにくいので)
①赤矢印の箇所にある"アプリケーションを表示する"をクリック
※カスタマイズしていると左下ではない
②[端末] をクリック
③"ping IPアドレス" と入力してEnterで実行
◎通信出来ていればこんな感じ
×通信出来ていないとこんな感じ
なお、LinuxでもMacと同じように"ctrlキー+Cキー"で止めないと打ち続けるのでご注意下さい。
chromeOSでPINGコマンド実行法
それではお待たせしました"本題のchromeOSでのPINGコマンド方法"をご紹介いたします
①"Ctrl"キー + "Alt"キー + "T"キー を同時押して、[chromeシェルターミナル] を開きます
②次に"ping IPアドレス" と入力してEnterで実行できます。
なお、chromeOSも"Ctrl"キー + "C"キーで止めないと繰返し実行されるのでご注意下さい
また、"help" と入力してEnterと実行すれば各コマンドの詳細も確認できますよ
最後に"exit"と入力してEnterで実行すると、「すべてのchromeシェルターミナルを閉じる」事ができます
これはWindowsも同じように閉じる事ができますが、Macはプロセスを閉じるだけなのでウィンドウを終了させる場合は[ターミナル] > [終了] とさせる必要があります。
Linuxに関しては"exit"は利用できないのでMacのように終了させて下さい。
という事で、chromeOSに関しては"chromeシェルターミナル"の開き方がちょっとわかりにくいのでショートカットを覚えておくと良いでしょう
以上で"PINGコマンドを使用する方法"をお伝えしました!
皆様のご参考になれば幸いです