愛するあたしのデビッド・ボウイ様の「戦場のメリークリスマス」の
劇場公開記念で、いろいろ展示されています!
新宿や有楽町でやるので、もう前売りも買いました~♪
さて、この夜は日生劇場。当日チケット引き換えなので、早目にインしました。
早すぎてお客様はかなりまばら・・。スタッフの方のほうが多いので、片隅でこっそり
ロゼスパークリングで喉を潤す。最近はコンビニでこのワイン各種売ってるから便利~。
お座席は一階のセンターブロックの後方、見やすいお席でした♪
日生劇場、やっぱり素敵な劇場です。クラッシックで重厚、ちょいとカワイイ。赤じゅうたんにいつもときめきます。
この新作ミュージカル、GOYAは、あまりにも有名なスペイン画家、ゴヤの人生を描いたもの。
ミュージカルでスペインを舞台にしたものはないとのことで、日本のオリジナルミュージカルです。
スペインは、若かりし頃に仕事で一回だけ行きましたが、ゴヤのことはあの「裸体のマハ」くらいしか
知りませんでした。どんなふうにえがかれるのか、とってもたのしみです!
まずこの作品を観ようと思ったのは、小西遼生さんが出ていらっしゃるから。「生きる」を見て以来、
あの美しいビジュアルにすっかりはまってしまい。
小西さんは、ゴヤの親友サパテール。おもったとおり、立っているだけでまあなんて美しい・・・。破天荒なゴヤを
支える12歳年上の優しい大人の男。もうのっけからうっとり♪ゴヤとハグするたびに思わず嫉妬(笑)。
ゴヤとは真逆の性格だからこそ、その存在が際立ちました。もちろんお歌も素敵で、ろうろうと。できることなら
もっと曲数たくさん歌ってほしかったです~。
主役の今井翼さん、あまりにも有名な方ですが、もちろん生で見るのは初めて。以前ドラマ「おじさんは可愛いものが好き」
で、中目黒のダンサー風な可愛いもの好きなお兄さんを演じていらっしゃり、とってもいい味出していらっしゃいました。
声も低めで素敵。ただ、ミュージカル俳優さんではないので、声量とパンチが足りないので、歌うっていうよりは
セリフ読んでます状態な時が結構あり、残念でした。楽曲が美しいだけに、もうすこし歌い上げることができると
より曲ごとに盛り上がったかなと。とはいえ、あのダンスはすごかった!最初にタップを踏んだ時の
インパクト、ダンスにも表情があるんだな、と初めて感じ、ゴヤの怒りや苦悩が伝わるダンス、圧巻です。
やっぱりずっと舞台の真ん中になっていらっしゃったかただから、中央に立つことに慣れていて、ためらいなし。
最後のカテコのご挨拶も優雅でした。隣の席の女性は翼さんペンのようでとっても泣いていらっしゃいました。
自分の推しがこの役だったらたまらないですもんね♪
この作品で一番驚いたのは、テバ伯爵を演じた山地和弘さん!もちろんドラマや声優さんとしては何度も拝見し、
あの素敵なハスキーボイスとノアール系のクールなお顔はドストライク、とってもうまい役者さんだと思ってました。
でもこんなに歌がうまいなんて!プリンシパルの中ではいちばんだったと思います。プリンシパルの中では、
ゴヤの奥様役の清水くるみさんと宰相ゴドイ役の塩田康平さんが残念ながらお歌がダメで・・。
山路さんは、伯爵なのにあの擦れた感じがもう新宿区歌舞伎町な感じ(笑)、あの白いカツラをつけて指揮をする場面
はリアクションもキレッキレ、あとからお歳を調べてびっくりでした。あの舞台掌握力はまるでロックスターみたいで、
あたしのソンウオッパを思い出したほど。もうこの際山路さんにジャックザリッパーのジャックやっていただきたい!!
このゴヤという作品、楽曲もとても美しいです。ラテンなメロディーが哀愁たっぷりでかつドラマティック。聞きごたえがあります。
アンサンブルの方々の歌も素晴らしく。男性同士の友情もちょいとフランケンを彷彿させるところもあり。ただ、主役の歌が
あまりに少なく、アンサンブルの歌が多い気がしました。(韓国ミュージカルペストみたいな感じかな)
ゴヤの半生があまりにもドラマチックでミュージカルで描くにはあまりにも盛りだくさんなので、テンポよく修正し、ろうろうと歌い上げ
ることができる俳優さんが主役だと、またイメージも変わるでしょうか。これはダブルキャストで見たい作品かなとも思います。
日本で生まれたミュージカルゴヤ、ソワレの時間が繰り上がったりと困難続きですが、まずは無事に千秋楽まで
駆け抜けて、また再演がありますように^^。応援します!