ヒョンビンさんの映画、「愛してる、愛してない」、視聴しました! | S美先輩の観劇・エンタメブログ

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映画やドラマ好きに始まり、韓国ミュージカル沼、さらに日本の舞台にもはまってしまった私。日々思いついたことを綴っていきます!

まだまだ継続中のヒョンビン祭りのため、ヒョンビンさん除隊後すぐの映画、2011年公開の
「愛してる、愛してない」を観ました。
こちら、日本の直木賞作家井上荒野さんの短編小説、「帰れない猫」が原作、結婚5年目の夫婦で、妻から別れを切り出された夫をヒョンビンさんが演じています。妻はイムスジョンさん。
写真関係の仕事をする夫は、口数も少なく、怒ることもほとんどないような男。妻を金浦空港まで送る
車の中で、自宅で仕事をしようと思うと妻に話すと、妻は私が出ていくと話し出す。
5年間、きっと良き夫であったことは間違いないのだろうけど、気持ちはすれ違ってしまい、妻はほかの男を作り、別れを決意。
 
それを知っている夫は、そのことについて追及はしないものの、男と妻の電話に耳を澄ます・・。
別れを切り出された後、雨の中、子猫が雨の中に迷い込んできて、それを捕まえようとして、夫が手にけがをする。
別れ話が出てからの1日を丹念に、ゆっくりと描かれたこの映画、韓国映画のイメージとはかなり違います。お友達曰く、フランス映画チックな感じね、と。まさしくそんな感じの大人の映画でした。
劇的にもめるような場面は全くなかったです、別れ話にもかかわらず。荷物まとめるの手伝おうか?と話したりして。
たんたんと会話をし、荷物を片付ける夫と、それにいら立つ妻。夫の手のけがを気遣うときの妻の
様子にまだ夫婦の愛情は感じられるのに、それでも出ていくのだなと。
逆に猫を探しに訪ねてきた司会の夫婦、リビングで話し込むは、妻は勝手に人様の家で猫を探すとか
言い出すわで、ちょっとびっくりでした(笑)。挙句の果てには猫のえさになるものはない?とか言い出す始末。この夫婦どうしの静と動の対比も興味深かったです。
 
5年間一緒にいた子供のいない夫婦、こんな空気感ってあり得るよね、っておもう映画でした。
にくいわけではなく、情も残ってはいる。だけれども一緒にいて幸せではない。そう不幸でもないけれども。妻にかかってきた恋人の電話の声がハジョンウさんなのはツボでした(笑)。
雨の場面が多くて、内容も暗いし、梅雨時に見るのはどうかしら?と思う映画でしたが、抑えた感じの
ヒョンビンさんのたたずまいは素敵でした。素のヒョンビンさんはこんな地味でおとなしい感じなんだろうな^^。
しかしあたしなら、旦那がヒョンビンのビジュアルで6パックだったら絶対離婚しないのに!と最後はおもった映画でございました。