11/12ソウル密航2日目!それは緋文字@ウンソクチリングワースのために♪ | S美先輩の観劇・エンタメブログ

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映画やドラマ好きに始まり、韓国ミュージカル沼、さらに日本の舞台にもはまってしまった私。日々思いついたことを綴っていきます!

ソウル密航2日目、ホテルを11時にチェックアウトし、劇場のある大学路へ。

あ、いつものホテルのお兄さんに、「来月はもう来ないので、今年はこれで最後です。今年も

お世話になりました!来年もまたよろしくお願いします!」と伝えたら「あけましておめでとうですね♪」と

いわれ、和みましたよ~。定宿っていいよね、顔でチェックインだものw。

 

いつもホテルと劇場の往復で、全然時間なし。でもこの日は2時からの舞台は余裕、駅前の

銀杏並木のきれいな紅葉にも目が留まりました!

 

 

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はい、今回の2つ目の主たる目的、それはパクウンソク君の緋文字。会場のTOMの一階のカフェ、

GONG CHAでまったりと友達のSオンちゃんを待つ。読書しながら。

 

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それにしても女子とはわかりやすいもので、大好きな俳優さんの素敵な舞台を観ると、明らかに

肌の色つやアップしてますな(笑)。昨日のクマもかなり改善♪ま、半日しか持たないけどね(爆)

 

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この緋文字という作品、初日をみただけであまりにも気に入ってしまい、そのあと最終公演しか

みないことがあまりにも残念で・・。ついでに全日空のマイレージも片道とれた段階で、密航することを

決めてしまいました!だってこんなにも素晴らしい作品を2回しか観ないなんて、絶対後悔するもの。

舞台は生き物だから、ぜひマッコン前にみて、その成長を見届けたくて・・。

 

 

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なんだかんだするうちに、韓国のお友達Sオンちゃんが来て、お土産渡したり、キリスト教について

教えてもらったり、楽しくおしゃべりし、赤も一気に飲み干し、会場に向かう。

最初観る予定じゃなかったSオンちゃんがともにみてくれて、大感謝です!

 

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今日のキャスト、ヘスタープリンだけが違い、お初のオジニョンさん。前回のイムガンヒさんより、大人で落ち着いた、

知的なヘスターです!

ついでに、あたしがかつてダイビングしまくっていたボラカイによくいらっしゃってるのよね、ダイバーで♪

 

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今回は、1列目のほぼセンター、前回みえなかったところも見えるし、俳優さんのお顔の表情も、その動きも、

のどの動きまでもよく見えます!

初回ではビビった、俳優が客席に入り込んでくる演出にもすっかり慣れ、ウンソクチリングワースをガン見

しました!

 

最初の登場から、もうそのオーラに圧倒されました。チリングワースの。ずば抜けて背が高いのもありますが、その

まなざしがもう怖すぎる・・。

ディムズデール牧師は相変わらずものすごい弱い人間、苦悩におぼれて死に向かうような人。それを

追い込むチリングワース医師の執着、威圧感、もうすごい圧力・・。

蛇のような目で、牧師を見つめ、その男が自分の妻をはらませたと突き止めたときのあの表情と慟哭。

自分の生きる意味を見出した老人の執念が、その声に満ちていて、もうこちらが悲鳴を上げたいように気もちに

なるくらいです。

しかもその男はもともとは善良で、自分を愛さない妻をそばに置いておくだけで幸せを感じたような孤独な老人。

その二面性を垣間見せるウンソク君がすごい。

 

ジニョンさんのヘスター、チリングワースと対峙するときも、ちょっと落ち着いています。なので、彼を恐れながらも、

きちんということは言う、みたいな大人のヘスタープリン。多少のことでは動じないし、娘も牧師も自分の力で

守ろうとするヘスター。なので、ディムズデール牧師がより弱々しく見えて、これがまた腹が立つのよねー。

そんな二人に対峙するチリングワース医師、どんどんエキセントリック感増していきます!

その時代、優秀な医師はすくなかったので、ほどなく村人の尊敬を集める立場になっていたチリングワース。

その言動や行動で、村人を煽り、駆り立てるのは難しいことではなかった。

それを利用し、とうとう牧師に真実を告白させてしまったチリングワース。

これは実は本意ではなく、自分のせいで牧師を死に追いやってしまう現実に、崩れ落ちるその姿。

この時のウンソク君の必死な叫びがもう痛々しくて・・。途中ちょいちょい若々しい声になったりしてるんだけど(笑)、

ここんとこは本当に力尽きた老人みたいな話し方と声で(涙)。

両隣のアガシたちは、イムビョングンさんのファンらしく、牧師見ながら泣いてましたが、こちらは左側の

ウンソクチリングワースみてもう泣き入りました・・。

 

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この舞台、ノンストップなうえに、曲が美しくてスピーディー、芝居もテンポよく

どんどん進むので、本当にあっという間に100分が終わるような感覚です。

この三人の男女の不幸が一瞬で繰り広げられて完結する。多くの問題を提示して。

カーテンコールも重々しく、笑顔というよりは、達成感たたえて挨拶をする俳優たち。

 

この日のカテコも、ロングコートをひらひらさせて、大股で舞台に

出てくるウンソク君のカッコよさったら♪

 

 

どんなにハラボジメークをしても、その美しい長い手指は隠せないのよね~♪

 

 

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なれない舞台の掛け持ちで、すっかりげっそりされてて、顔にも無駄な肉とかないし、シャープなフェイスラインも

いい感じです!(でも心配だけどね・・)

実はこの紫のコート、劇中で一度脱ぐんですが、黒のロングベストの下に、白のロングシャツをいていらっしゃり、

手首にひらひらが付いておりまして(アンリ・デュプレ風ね♪)、そのクラッシックなブラウスが似合うったら♪

もう、ドラキュラ思い出しましたわ!このひらひらブラウス似合うの、ウンテ君かウンソク君か、ってなくらいです(笑)。

 

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それにしても、普段はこんなにも普通に可愛いお兄さんなウンソク君。

(こちらのお写真2枚は、NAVERのインタビューからお借りしました)

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スナフキンやミイとの集合写真も似合っちゃうような爽やかさなのに、

舞台に上がるとあのカリスマ!そーゆーところがたまりません!

ま、出待ちでチリングワースだったら怖すぎていやよねぇ(笑)。

 

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舞台の後は、Sオンちゃんに疑問なところをたくさん教えてもらい、より理解を深めることが

できました!クリスチャンのSオンちゃんはカソリック、かたや緋文字はプロテスタントのお話なので、

クリスチャンどうしでも理解できないところもあると。でもその違いも教えてもらい、大変ためになりました。

自国語でみている人でもいろいろな感じ方があるこの作品。今週末のマッコンが本当に楽しみです!

次はどんな風に感じるのか、さらに疑問が増えるのか?ウンソク君の表現はどう変わるのか?

 

ペストの時もそうでしたが、緋文字、小説初見はつまんなかったんですが、舞台を観てから2回目の小説、

これが面白いんです!

象徴的な表現が、想像を膨らませるし、舞台でわからなかったところを説明してくれていたり。小説読みながらも

ウンソク君の顔が浮かんだりもします。なんとかこれも読み終えてから最後の舞台を観よう!

 

そんなこんなであっという間に楽しいお話時間はおわり~。

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最後にお友達Cチャちゃんからのミッションだった、オッチョミョンのエコバッグをかいに近所のデミョンヘ。

ちょいとまって列について待ったら、何とか買えました!あまりにもかわいいので(しかもぽっけ付き♪)自分

でも買っちゃいました!

そして日曜夜の金浦から無事羽田へ。またしても濃密な1泊2日の密航終了です。

 

2週連続ソウルは体力的にもお財布的にもきついけど、又再演があるのかどうかもわからないこの作品、

観ることができて後悔なし!たくさんのお友達に会えたのも幸せでした。

 

さ、今週末はフロンティアと緋文字のダブルマッコン!本当に楽しみです!

最終公演は俳優さんにもファンにも特別、それをダブルで観れるなんて、何たる幸せ。

ウンソク君、ダブルマッコン、大変だけどありがとうね!

 

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